「賃金台帳」と「給与明細」の違いとは?分かりやすく解釈

「賃金台帳」と「給与明細」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「賃金台帳」「給与明細」の違いを分かりやすく説明していきます。

「賃金台帳」とは?

「賃金台帳」とは?

「賃金台帳」は、働いている従業員のお給料を記した一覧のことで、企業ごとに自社で働いている従業員のお給料の管理目的でつける帳簿です。

その上で、「賃金台帳」は残業などに関わるお給料の支払いについて一人一人正確に記入する必要性があります。

「給与明細」とは?

「給与明細」とは?

「給与明細」は、社員一人一人に割り当てられる賃金に関する明細書です。

「給与明細」の役割は賃金の記載と控除額の記載が主で、実は残業による発生した賃金の詳細などはありません。

基礎的なお仕事に関するお給料の支払いのみを記載し、控除額を求めるので残業による賃金に関する記載は、「賃金台帳」の方に記載です。

「賃金台帳」と「給与明細」の違い

「賃金台帳」と「給与明細」の違い

「賃金台帳」「給与明細」の違いは、基本報酬額以外の記載を許すか許さないかで、「賃金台帳」は、きちんと給与の中に残業がある場合それもプラスして記載し、保険の控除に関して取得した報酬額がどうであるかを知るために管理目的で作成します。

一方、「給与明細」は支払うべくお給料の個人当たりの明細書であるため、両者の違いは、管理目的があるかどうかも違いです。

「賃金台帳」の例文

「賃金台帳」の例文

・『賃金台帳を作成し、ここの給与を管理する』
この例は、会社の従業員の貰っている報酬を記載して保険や年金といった者の情報にあてるため管理しようという物です。

特に年金については、会社側が支払う厚生年金などにおいて支払いミスがあった場合、許されない行為になるため、「賃金台帳」で管理を必要とします。

「給与明細」の例文

「給与明細」の例文

・『給与明細がかなり悪い』
この例は、前に給与明細を貰った時と比べると給料が少ないという例です。

恐らく、明細書を貰った人物は心当たりがあると思われ、明細書が間違っている場合、間違っていることを会社に進言し、正しいお給料をもらいます。

なお、「給与明細」の間違いは起こりえる問題で意図的である場合と単純なミスのケースがあります。

まとめ

まとめ

「賃金台帳」「給与明細」については、要は、会社側でいざというときに提出する書類になるのが、「賃金台帳」という従業員皆のお給料に関するデータになり、これは各種保険に年金などを管理するために必要です。

一方、個人で気にする必要性があるのが、「給与明細」でこれは給料がいくらに相当するかを記載した物なので個人が気にする物になります。

よって両者の違いは、会社側が気にする必要性があるデータ群と会社で働く個人が気にするデータ群であるとすれば分かりやすいでしょう。

なお、アルバイトにおいて、「賃金台帳」にデータを記載する必要性はあるかですが、これは立派に必要性があり、その理由はアルバイトであっても労働時間が長くなり、多く報酬をもらえれば、年金や保険という物の額が変化し控除を受けることができるが故「賃金台帳」はアルバイトでも記載を必要とします。