「賃借」と「貸借」の違いとは?分かりやすく解釈

「賃借」と「貸借」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「賃借」「貸借」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「賃借」とは?

「賃借」とは?

「賃借」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「賃借」「ちんしゃく」と読みます。

「賃借」とは、「相手方に賃料を支払って、物を借りること」という意味があります。

例えば、友達に100円を支払い、DVD を借りる契約をした場合は、「100円で、DVDを賃借する」などと言うことができます。

また、月々の家賃を支払って、部屋を借りている人は多いと思います。

このような場合、「部屋を賃借する」と言うことができます。

「賃借人(ちんしゃくにん)」という言葉があり、「賃借人」「賃貸借の当事者である借主」という意味があります。

誰かにお金を払って物を借りている人のことを指す言葉になります。

また「賃借人」が、賃貸借契約に基づいて、契約の目的物を使用したり、収益する権利のことを、「賃借権(ちんしゃくけん)」と呼びます。

「貸借」とは?

「貸借」とは?

「貸借」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「貸借」「たいしゃく」と読みます。

「貸借」は、「貸すことと借りること。

貸し借り」
という意味があります。

例えば、友達にお金を貸すとき、友達から見れば、お金を借りることになり、お金の貸し借りとなります。

そのため、「友だちとお金を貸借する」と言うことができます。

また、「貸借」「簿記で、貸方と借方」のことを意味する言葉にあります。

例えば、「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)」は、財務諸表の中心的なもので、一定時点における、企業の財政状態を明らかにするための計算書になります。

資産や負債、資本の有り高を記載して、一覧できるようにしたもので、「バランスシート」と呼ばれることもあります。

他にも、顧客から信用取引の委託を受けた証券会社が、決済するために証券金融会社から借り入れる取引を「貸借取引(たいしゃくとりひき)」と言うなど、「貸借」という言葉は様々な取引などの場面で使われることがあります。

「賃借」と「貸借」の違い

「賃借」と「貸借」の違い

「賃借」「貸借」の違いを、分かりやすく解説します。

「賃借」とは、「相手方に賃料を支払って、物を借りること」という意味があります。

一方で、「貸借」は、「貸すことと借りること。

貸し借り」
という意味があります。

このように、貸し借りに関する言葉だという共通点がありますが、「賃貸」の場合は、お金を払って物を借りることを意味します。

一方で、「貸借」の方は、貸すことと借りることを意味する言葉になります。

「賃借」が借りる側に関する言葉なのに対して、「貸借」は貸し借りに関する言葉という違いがあります。

まとめ

まとめ

「賃借」「貸借」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

言葉の意味をきちんと把握することで、2つの言葉を使い分けることができるようになりそうです。