この記事では、「整体師」と「理学療法士」の違いを分かりやすく説明していきます。
「整体師」とは?
手や足の力を使って、骨格のゆがみを整え、筋肉や内臓などのバランスを整え、体本来の機能を回復させる施術を行う人のことです。
機械は使わず、自らの手や足を使って行うことが一般的です。
また、この行為はケガや病気の回復を目的に行うものではなく、癒しが主な目的にされています。
治療行為ではないため、保険は適用されません。
この施術をするための国家資格はありません。
しかし、何も知識や技術がない状態で開業することは難しいので、民間の学校に通い、民間の資格を取得していることが一般的です。
人それぞれなり方は違いますが、一般的な方法を説明します。
まず、技術を身につけるために学校やセミナーなどに参加をします。
そこで、民間の資格が与えられる場合があります。
自分の店を持つためにはある程度の資金と技術が必要です。
資金をためたり、技術を身につけたりするために、整体院やサロンなどで働きます。
そして、ある程度の資金がたまり、技術が身についたら、独立開業をします。
「整体師」の使い方
手や足の力を使って、骨格のゆがみや筋肉・内臓のバランスを整え、体本来の状態に戻そうと施術をする人のことを指して使用する言葉です。
国家資格は持っていません。
「理学療法士」とは?
体に障害がある人や高齢者のリハビリテーションを担当する、物理療法や運動療法などを行う専門職のことです。
この職に就くためには国家資格を取得する必要があります。
養成課程がある専門学校や短大、あるいは4年制の大学を卒業し、国家資格を受験します。
合格したものが厚生労働大臣から免許を受けることができます。
体に障害や不自由を抱えている人、体力の低下した高齢者が、リハビリテーションの対象者です。
こういった人たちを、運動療法や温熱、電気刺激、赤外線などの刺激による物理療法などを用いて、身体機能の回復を手助けします。
この職業の人は、医療機関、通所施設、福祉施設、企業などで活躍しています。
「理学療法士」の使い方
体に障害がある人や高齢者のリハビリテーションを担当する、運動療法や物理療法などを行う人を指して使用する言葉です。
「整体師」と「理学療法士」の違い
体の機能の回復を手助けする人という点が似ていますが、同じ人ではありません。
大きな違いは国家資格の有無です。
「整体師」は国家資格がなく、「理学療法士」は国家資格が必要です。
「整体師」の例文
・『整体師になる』
・『整体師に相談をする』
・『信頼できる整体師』
・『若い整体師』
「理学療法士」の例文
・『理学療法士を目指す』
・『理学療法士になるために学校に通う』
・『理学療法士として医療機関で働いている』
・『父は理学療法士です』
まとめ
体の機能の回復を手助けする人という点が似ていますが、国家資格の有無ややっていることに違いがあります。