「インフレ」と「円高」の違いとは?分かりやすく解釈

「インフレ」と「円高」の違い金融・経済

この記事では、「インフレ」「円高」の違いを分かりやすく説明していきます。

「インフレ」とは?

「インフレ」とは?

「インフレ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「インフレ」「インフレーション」を略した言葉です。

「インフレ」「inflation」と英語表記します。

「インフレ」「一般的物価水準が継続的に上昇し続ける現象」を意味します。

例えば、シンプルなハンバーガーが一個100円だった時代から、物価が徐々に上がり始め、150円、200円、500円となっていくことを、「インフレ」と言います。

「インフレ」が起こると、物価が高くなるため、相対的に、お金の価値が低くなります。

物価が倍に上がれば、相対的に見て、お金の価値が半分になってしまいます。

借金があるという人は、借金が返しやすくなる一方で、貯金がある人は、貯金が目減りしてしまうというデメリットがあります。

「ハイパーインフレ」など、ひどい「インフレ」になると、ハンバーガーを買うために、10万円、100万円が必要になるような事態も考えられます。

「円高」とは?

「円高」とは?

「円高」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「円高」「えんだか」と読みます。

「円高」は、「外国為替相場において、円貨が外国通貨に対して、相対的に価値が高いこと」を意味します。

日本の通貨である円が、他国の通貨に対して、相対的価値が高くなる時、「円高」と呼びます。

例えば、日本と取引をすることが多い、アメリカの通貨はドルになります。

ドルに対して相対的に円の価値が高くなることを「円高ドル安」と言います。

例えば、1ドル120円だった時代から、1ドル100円になった場合、「円高が進んでいる」ということができます。

1ドルのチョコレートがある場合、120円出さないと買えなかったのに、1ドル100円の「円高」になると、1ドルのチョコレートを100円で買うことができるようになります。

そのため、「円高」が進むと、海外旅行で食事をしたり、お土産を買うのが楽しくなります。

一方で、「円高」により、日本製品の価格が高く感じられるようになり、海外で売れにくくなるというデメリットがあると言われています。

「インフレ」と「円高」の違い

「インフレ」と「円高」の違い

「インフレ」「円高」の違いを、分かりやすく解説します。

「インフレ」「一般的物価水準が継続的に上昇し続ける現象」を意味します。

一方で「円高」は、「外国為替相場において、円貨が外国通貨に対して、相対的に価値が高いこと」を意味します。

「インフレ」は一つの国の中で、物価が上がり、お金の価値が相対的に下がることを意味します。

一方で「円高」は、外国為替相場において、円の価値が上がることを示唆します。

このように「インフレ」「円高」は、まるで違う意味を持つ言葉だということが分かりました。

まとめ

まとめ

「インフレ」「円高」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。