金融機関における「SWIFTコード(BICコード)」と「IBANコード」とは、どのように違うのでしょうか。
「SWIFTコード(BICコード)」とは?
「SWIFTコード(BICコード)」とは、国際標準化機構によって定められた金融機関別の識別コードです。
4-2-2-3の11桁で構成されており、最初の4桁が金融機関の略称、次の2桁が国名、その次の2桁が所在地、最後の3桁はその金融機関における支店コードです。
例えば、三菱UFJ銀行の場合、「BOTK-JP-JT-XXX」で同銀行の本店を意味します。
最後の「XXX」は本店の場合に多く使われる表現で(「HED」の場合もあります)、支店の場合はその支店別のコードになります。
海外送金(振込)の際には必須となるもので、これが分からないことには海外の銀行口座への振込は行えないと考えておいてください。
「IBANコード」とは?
この「IBANコード」も海外送金の際に使うものですが、主に欧州や中東で使われているコードで、同じ銀行でも「SWIFTコード(BICコード)」とは異なります。
およそ60ヶ国がこのコードに対応しており、15~31桁と長さが統一されていません。
頭の2文字は国を表していますが、次の2文字はチェックデジット(整合性のチェック用の記号です)となっているなど、構成が全く異なっており、振込先の銀行がどちらに対応しているかで使い分けてください。
どちらにも対応している場合、原則的にこちらを使用するようにと指定がある(振込元の)銀行も多いです。
尚、日本には採用されておらず、「SWIFTコード(BICコード)」のみの対応となっています。
「SWIFTコード(BICコード)」と「IBANコード」の違い
「SWIFTコード(BICコード)」は、国際標準と銀行コードのことで、「IBANコード」は、ローカル地域にのみ対応しているそれだと考えると分かりやすいでしょう。
両方のある銀行も欧州や中東では少なくありません。
まとめ
「SWIFTコード(BICコード)」と「IBANコード」の違いは、以上の通りです。
日本の銀行宛に海外から送金してもらう場合には、「SWIFTコード(BICコード)」を使用することになります。