「イラク」と「イラン」は、よく間違われることもある隣国同士です。
「イラク」とは?
「イラク」は、中東に位置する有名な産油国の1つです。
2020年現在の人口はおよそ3300万人で、アラビア語が公用語ですが、クルド語もそれに準じる扱いとして使用されています。
日本より2割弱広い面積のある国で、首都は国の中心に位置するバグダードです。
日本ではあまり馴染みのない国ながら、サッカーで「ドーハの悲劇」と呼ばれる、日本代表がワールドカップ出場を逃した試合の対戦相手はこのイラク代表でした(試合自体は、カタールのドーハで行われました)。
そして、現在では日本に原油の輸出を行っている国の1つとして、経済的な協力関係にあります。
「イラン」とは?
「イラン」も中東国の1つで、「イラク」に隣接した東に位置しています。
日本の約3. 5倍の面積のある世界でも17位の大きさを誇る国で、公用語はペルシア語、首都はテヘランです。
アメリカとの関係が悪いことで有名な国の1つで、2020年の1月にはアメリカ軍によって司令官が殺害されるという事件があり、その報復として、アメリカ軍基地の周辺に爆撃を行うという軍事行動に出た為、戦争になるのでは世界中で心配されたほどです。
また、同時期にアメリカ軍の攻撃と勘違いし、ウクライナの民間機に地対空ミサイルで攻撃し、撃墜してしまうという大失態を犯してしまい、この誤射によって170人以上も死者が出てしまった為、世界中から批判の的となりました。
産油国として「イラク」と同等の輸出量がありますが、日本はアメリカとの関係から、あまりそれに積極的ではありません。
「イラク」と「イラン」の違い
「イラク」と「イラン」は、カタカナで表記すると似ていること、更に共に中東の隣国同士の為に間違われることがありますが、このように全く違う国となっています。
まとめ
「イラク」と「イラン」は、このように違う国です。
日本と係わり合いの強いのは「イラク」の方だと覚えておくといいでしょう。