「ウィルス」と「細菌」は一体何が違うのでしょうか。
それぞれの意味と概要について紹介します。
「ウィルス」とは?
「ウィルス」の意味と概要について紹介します。
意味
「ウィルス」とは「人間に感染症を引き起こす病原体で、生物であるという確証がないもののこと」です。
「細胞がない」「栄養を摂取してエネルギーを生産しない」「自力で活動・増殖ができない」ことから、生物と認められていません。
概要
「ウィルス」は、細胞よりも小さく一般的な顕微鏡で確認できず、電子顕微鏡が使われます。
「ウィルス」は自力で増殖できませんが、動植物の細胞内に入り込み、その細胞の機能を利用して自分のコピーを増やせるのです。
「ウィルス」が原因となる感染症の例として「風邪・インフルエンザ・水ぼうそう・おたふくかぜ・麻疹風疹」などがあります。
「細菌」とは?
「細菌」の意味と概要について紹介します。
意味
「細菌」とは「人間に感染症を引き起こす病原体で、生物であると認められるもの」です。
「細胞がある」「栄養を摂取してエネルギーを生産する」「細胞分裂を繰り返し増殖する」ことから、生物と認められています。
概要
「細菌」はウイルスより大きく、光学顕微鏡で確認できます。
「細菌」が原因となる感染症の例として「百日咳・結核・コレラ・ジフテリア・溶連菌感染症・O157」などがあります。
「ウィルス」と「細菌」の違い!
「ウィルス」は、「病原体の中で生物と認められないもの」です。
「細菌」は、「病原体の中で生物であるもの」です。
2つの違いは「生物といえるかどうか」という点です。
まとめ
「ウィルス」と「細菌」は、「生物かどうか」という違いがあります。
どちらも人に感染症を生じさせる原因となるものですので、知っておいて損はありません。