「倭国」と「邪馬台国」の違いとは?分かりやすく解釈

「倭国」と「邪馬台国」の違い地域

この記事では、「倭国」「邪馬台国」の違いを分かりやすく説明していきます。

「倭国」とは?

「倭国」とは?

「倭国」は、古来の日本全体を指す言葉で一応、人間が西暦というものを数え始めてから1世紀か3世紀あたりにあった日本のことを「倭国」と呼びます。

なお、今の日本という呼び方になるのは、5世紀からになり、このあたりから日本という呼び方で「倭国」という言葉を使用することなく、今でいう日本のことを指すように読んでいます。

「邪馬台国」とは?

「邪馬台国」とは?

「邪馬台国」は、2世紀から3世紀あたりにあったとされる小国家のことです。

なお、この国家は現在で言う九州あたりか近畿エリア全域であると言われているのですが、詳しいことはわかりません。

よって人類が西暦というものを数え始めて生まれた初めての日本の国家が「邪馬台国」であるとすればよいでしょう。

「倭国」と「邪馬台国」の違い

「倭国」と「邪馬台国」の違い

「倭国」「邪馬台国」の違いは、日本の国土すべてを指すか、日本に初めてできた国家であるという違いです。

「倭国」が日本の国土すべてで、「邪馬台国」が日本で初めて形成された一つの国家です。

「倭国」の例文

「倭国」の例文

・『倭国は中国から与えられた日本国の初期の名前』
この例は、倭国という言葉の意味について解説をしており、「倭国」は中国側が日本にあててつけた名前であるという例です。

のちに日本は「倭国」という名を捨てて日本と述べており、これは、5世紀からすでに日本と呼んでおり、中国から与えられた名前を使用していません。

「邪馬台国」の例文

「邪馬台国」の例文

・『邪馬台国の場所はいまだはっきりとしない』
この例は、日本の初めての国家の場所がいまだどこであるかわからないというものです。

なぜなら、文献と古代の言葉の壁があり、意味が通じない言葉が文献の中にあり、その文献に登場している言葉を知るには昔ばなしからや方言から内容を予想するしかないが故、言ってしまえば、はっきりと明言して文献に言葉が乗っているわけではないが故わからないのです。

まとめ

まとめ

「倭国」については、これは中国の王が日本の呼び名を考えた際に与えた名ですが、5世紀にはすでに中国の王が与えた「倭国」という言葉を使用せず、本国のことを日本と呼んでいます。

そのうえで、「邪馬台国」に関しては、日本が西暦を数え始めてから初めて形成した国家になりますが、実は西暦を数える前にすでに国家が形成されており、天皇による国家が形成されていたとされているのですが、天皇が誰であるかについてはわかりません。

よって、一応、西暦を数え始めてから構築された小国が「邪馬台国」という国家で、それ以前については天皇と呼ばれる人物が一応統治していたとされていますがこの初期の天皇と呼ばれる人物はキリスト教と同じで神様に近い存在なので全くと言ってよいほど詳しいことはわかりません。

よって、今回は、「邪馬台国」を日本が西暦というものを数えだしてから初めての国家であるとしました。

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