この記事では、「マカオ」と「香港」の違いを分かりやすく説明していきます。
気になる都市の差を、今すぐ学んでいきましょう。
「マカオ」とは?
マカオは、中国の広東省南部にある区です。
1999年まではポルトガルの植民地だった所です。
そのためマカオでは、ポルトガル語と中国語の両方を話せるお年寄りもいます。
現在のマカオに住んでいるのは、およそ64万人くらいです。
岐阜市の人口がおよそ60万人なので、日本の中核都市に匹敵するスケールになります。
マカオといえばカジノが思いつきますが、聖ヨセフ聖堂やイオック庭園など、ヨーロッパを思わせる華麗なロケーションも人気です。
また台湾のように屋台文化も充実していて、エッグタルトやサーヨンなどの人気グルメをリーズナブルなお値段で味わえます。
「香港」とは?
香港は中国の北西部にある街です。
1997年まではイギリスの植民地だった所です。
香港の人口は、750万人くらいです。
大阪市の人口が260万人なので、大阪市2つ分くらいのスケールになります。
香港といえば、昔から輸入業が盛んだった港町です。
そのため夜になると日本のお台場に似た、美しい夜景が湾近くに広がります。
香港島や九龍には、ヴィクトリア・ピークを始めとする人気の夜景の名所もあります。
また香港といえば、飲茶が人気。
市内には朝早くから夜遅くまでアツアツの飲茶を楽しめるお店が点在しています。
「マカオ」と「香港」の違い
「マカオ」と「香港」の違いを、分かりやすく解説します。
・流通するお金の違い
「マカオ」と「香港」は、どちらも中国の一部の都市となっています。
特別行政区という、中国が管轄をおこなう行政区に当てはまります。
マカオはポルトガル領、香港はイギリス領だったので、それぞれの国のカラーが根づく街並みになっています。
また大きく異なるのは、流通しているお金です。
香港では香港ドルが使われています。
一方でマカオでは、パダカが用いられています。
マカオの一部のエリアでは、香港ドルが使える店舗もあります。
ちなみにマカオにはカジノがありますが、香港にカジノはありません。
そのため香港観光のツアーでは、カジノ体験をするために、わざわざマカオに立ち寄るケースも多いです。
香港からマカオまでは高速フェリーが出ていて、わずか1時間ほどで行けます。
またマカオでは多くの国民は、広東語を話しています。
香港は英語と中国語が半々になっています。
文化の違いが感じられるのが、二つの差です。
まとめ
「マカオ」と「香港」の違いを分かりやすくお伝えしました。
いずれも中国にある、特別行政区になります。
香港とマカオはフェリーで約1時間。
西にあるのが香港、東にあるのがマカオです。
香港は不夜城というだけあって、夜遅くまで煌々と灯りがともっています。
またマカオにはカジノがあります。
ヨーロッパの雰囲気を残した、おしゃれなリゾート都市となっています。