ジャガイモを使ったサラダといえば「マセドアンサラダ」と「ポテトサラダ」がありますがどのように違うのでしょうか。
今回は「マセドアンサラダ」と「ポテトサラダ」の違いについて解説します。
「マセドアンサラダ」とは?
「マセドアンサラダ」とは、「具材をサイコロ状にした角切りサラダ」を意味する言葉です。
「マセドアンサラダ」の「マセドアン」とはフランス語で「さいの目切り」を意味します。
「具材として使用する野菜を全てさいの目切りで角切りにしてからソースであえて味付けしたサラダ」が「マセドアンサラダ」です。
「マセドアンサラダ」が日本で普及したのは2010年代になってからで比較的歴史の浅い料理ですが、本国フランスでは伝統的に食べられているポピュラーなサラダです。
日本で広まったのは学校給食がきっかけだとされています。
野菜を角切りにしてあえるだけの「マセドアンサラダ」は大量に調理する学校給食と相性がよく、さまざまな野菜を美味しく食べられることから2000年前後にかけて各地の学校給食で積極的に取り入れられました。
学校給食で馴染んだ世代が大人になって作り始めたのをきっかけにカフェメニューやレシピサイトで徐々に作り方が広まり、現在では多くの人に愛されるポピュラーなサラダとして定着しています。
「マセドアンサラダ」の定義は「具材をさいの目状にカットすること」のみなので使う野菜やソースの種類に決まりはありません。
日本では味や食感がいいことからジャガイモを使うことが多いのですがジャガイモを使わない「マセドアンサラダ」もあります。
「マセドアンサラダ」の使い方
・『マセドアンサラダ用に野菜をさいの目に切る』
・『マヨネーズであえたマセドニアンサラダを食べる』
・『カフェでマセドニアンサラダを注文する』
・『アボカドを使ったマセドニアンサラダが人気を集めている』
「ポテトサラダ」とは?
「ポテトサラダ」とは、「ゆでたり付加したりして火を通したジャガイモを潰して野菜やベーコンなどと混ぜて味付けしたサラダ」を意味する言葉です。
一般的に「ポテトサラダ」という場合はじゃがいもを使ったサラダ全般を意味しますが、惣菜店で売られているような定番のスタイルは「潰したジャガイモと他の具材を混ぜてマヨネーズであえたサラダ」であり通常はこのような調理方法で作られたサラダを「ポテトサラダ」と呼びます。
調理手順が簡単で一度に大量に作れることから食堂やレストランなどでつけあわせやサイドメニューとして広く提供されています。
マヨネーズ味を好む日本人の口にあうことから休職でも提供される定番メニューであり、パンに挟んで食べたりハンバーグの中に入れたりなどのアレンジメニューも豊富に開発されています。
調理手順そのものはシンプルですがじゃがいもをゆでてから皮を剥いたり具材を刻んだりなど見た目以上に手間がかかることから家では調理せず購入する家庭も多く見られます。
「ポテトサラダ」の使い方
・『ポテトサラダにコショウをかけて食べると美味しさが引き立つ』
・『このポテトサラダにはミカンが入っている』
・『ポテトサラダをパンに挟んでサンドイッチを作る』
・『定食屋ではポテトサラダにソースを掛ける人が多い』
「マセドアンサラダ」と「ポテトサラダ」の違い
「マセドアンサラダ」と「ポテトサラダ」の違いは「ジャガイモの状態」です。
「マセドアンサラダ」には角切りにしてゆでたじゃがいもをそのまま使いますが「ポテトサラダ」はゆでたジャガイモをつぶして他の具材と混ぜあわせます。
具材それぞれの味を楽しむのが「マセドアンサラダ」、ポテトのねっとりとした食感を楽しむのが「ポテトサラダ」という味わいの違いがあります。
まとめ
「マセドアンサラダ」と「ポテトサラダ」は同じような具材を使うサラダですが調理の仕方や味わいの楽しみに違いが見られます。
似たように見えてまったく違う料理なので混同しないでください。