この記事では、「路線便」と「チャーター便」の違いを分かりやすく説明していきます。
「路線便」とは?
集荷場所に複数人の荷物を集めて輸送する方法です。
仕組みを説明します。
まず、荷物は集荷場所に集められます。
ここに持ち込まれる荷物は複数人のものです。
特定の誰か一人のものだけが持ち込まれるのではありません。
集められた荷物は、行先別に仕分けがされます。
北海道と沖縄では方向が異なり、方向が異なる行先の荷物を一つのトラックで輸送するのは効率がよくありません。
効率よく輸送するために、目的地別に荷物をわけていきます。
そして、届け先に最も近い拠点で荷物を降ろします。
そして、拠点でさらに荷物がわけられて、最終的な目的地に届けられます。
この方法を使うと、同じ方面に向かう荷物を一度に輸送することができます。
料金はトラック一台当たりで計算するのではなく、荷物の個数や重量によって計算されます。
そのため、料金を抑えることができます。
しかし、目的地に直接向かうわけではないので、荷物の到着までに時間がかかります。
細かな時間指定をするのが難しいです。
「路線便」の使い方
複数人の荷物を集めて輸送する方法を指して使用する言葉です。
「チャーター便」とは?
一台のトラックや航空機などの輸送手段を借り切って荷物を運ぶことです。
一台のトラックなどには、特定の人の荷物だけをのせて運びます。
この方法を使用すると、直接届け先に向かうため、荷物が届くまでの時間を短縮できます。
他の人の荷物はのせないので、荷物が紛失してしまう心配が少ないです。
荷物の量に応じた料金ではなく、貸し切りをする料金で計算をするため、トラックなどに一杯になるまで荷物をのせた方がお得になります。
たくさんの荷物を運ぶ場合、できるだけ満杯にするとお得です。
反対にいえば、荷物が少ないと損になります。
常温で運べるものと冷やして運ぶものを一緒にはできず、この場合は2台のトラックを用意しなければなりません。
用意するトラックの台数が多くなるほど、料金は高くなります。
「チャーター便」の使い方
トラックなどをまるごと専用で使って荷物を運ぶことを指して使用します。
「路線便」と「チャーター便」の違い
荷物を運ぶことという点では同じですが、運び方が異なります。
前者は、複数人の荷物を集めて運びます。
後者は特定の人や組織などの荷物だけを運ぶ方法です。
「路線便」の例文
・『路線便を利用する』
・『路線便を使って運ぶ』
・『路線便の料金を調べる』
・『路線便のトラックを運転している』
「チャーター便」の例文
・『チャーター便を利用する』
・『チャーター便の料金を支払う』
・『チャーター便を使って荷物を運ぶ』
・『チャーター便に荷物をのせる』
まとめ
荷物を運ぶという点が同じですが、複数人の荷物を運ぶのか、特定の人や組織などの荷物を運ぶのかという点に違いがあります。