この記事では、「フェリー」と「RORO船」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フェリー」とは?
「フェリー」は大型の移動式の客船で、内部構造に駐車場を設けた客船です。
客船であるため、客室があり、遊技場を設けるなど利用者の方々を楽しませることを目的に海上を移動する手段として用います。
「フェリー」は、港でお客となる方々を下ろしては乗せを繰り返すことで収益を得ます。
「フェリー」の使い方
「フェリー」の使い方は、会場を移動するための手段として使用します。
小型船でもよいのではないかと思われますが、「フェリー」の利点は一般乗用車および許可を得た大型トラックの乗り入れが可能であるため、目的地に到着後、車で上陸する場合とても良い交通手段として用いられるのです。
「RORO船」とは?
「RORO船」は、貨物船の発展型の船舶で、大型でクレーンなどを有し、積み荷を固定したうえで輸送するための輸送船舶です。
輸送船舶であるが故、客室がないのも特徴になります。
「RORO船」の使い方
「RORO船」は一般利用客は使用することはできず、貿易や軍事関連などの輸送を必要とする物を輸送するお仕事に常時している者たちがこの船を扱う権利を持ちます。
その為、一般の人は、「RORO船」を使用することの他乗船する権利はないです。
「フェリー」と「RORO船」の違い
「フェリー」は一般人をお客として、港から港までお移送する手段として一般人が使用可能ですが、「RORO船」は軍関係者だったり輸送関係者だったりと従業員と関係者しか使用できない違いがあります。
「フェリー」の例文
・『あれが噂のたこフェリーだよ』
この例は、明石淡路フェリーが運航していた、たこフェリーがあの船であるという例です。
フェリーは、一般人が乗ることができる船で港に停泊しますので恐らく港に停泊したタコの模様が描かれたフェリーを見ているのだと思われます。
なお、タコフェリーは2011年に運営会社が倒産したため、現在では就航していません。
「RORO船」の例文
・『RORO船から戦車が出てきた』
この例はおそらく、どこかの港に停泊したからRORO船から偶然戦車が出てきた現場を見たという例です。
RORO船は軍事関係者も使用することがありますので、恐らく軍事関連で戦車を移送したのだと推測します。
まとめ
「フェリー」と「RORO船」の違いは一般の方が乗れるかどうかと港に停泊したりする際に料金の徴収を民間人から行うかという違いです。
さらに言えば、「RORO船」は単に輸送船を発展進化させたもので積み荷の固定に人員を大量に割くことなく運用できる特徴があり、貨物船よりも人員が少ないという利点があります。
フェリーは、逆にお客様を楽しませる要素を必要とするため従業員およびお客用の客室を用意するなどの違いもあり、「RORO船」には客室などは無く従業員用の船室しかないという違いもあります。