皆さんは「東京メトロ」と「都営地下鉄」がどのような存在がご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「東京メトロ」と「都営地下鉄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「東京メトロ」とは?
「東京メトロ(とうきょうめとろ)」は正式は「東京地下鉄株式会社」という会社なのですが、「東京都区部と埼玉県と千葉県の一部を含む周辺地域で地下鉄を経営する日本の特殊会社の鉄道事業者」です。
その愛称が「東京メトロ」であり日本の大手私鉄の1つなのです。
「東京メトロ」地下鉄路線は銀座線を始めに副都心線1路線まで含めて9路線を運営しています。
「都営地下鉄」とは?
「都営地下鉄」は「とえいちかてつ」と言いますが、「東京都が経営する地下鉄」であり、モノレール・軌道・バス事業とともに東京都交通局が運営しているのです。
「都営地下鉄」は都心と近郊の住宅地を直結させた「浅草線」「三田線」「新宿線」「大江戸線」の4路線を運行しています。
「東京メトロ」と「都営地下鉄」の違い
では、ここで「東京メトロ」と「都営地下鉄」の違いを見て行きましょう。
東京の地下鉄は、9路線を営業する「東京メトロ」と4路線を営業する「都営地下鉄」となります。
このうち「東京メトロ」は2004年に、国・東京都が出資して創設された特殊法人「営団地下鉄」を民営化して誕生したもの。
「東京メトロ」は株式会社であるものの非上場企業であり、国と東京都が株をほぼ半分ずつ保有しています。
一方の「都営地下鉄」は「東京都が経営する公営地下鉄」で路面電車やバスを運営する「東京都交通局」が運営しているのです。
「東京メトロ」の例文
では、ここで「東京メトロ」の例文を見て行くことにしましょう。
どのようなものがあるでしょうか?
・『俺は東急の田園都市線沿線に住んでいるけど、渋谷から東京メトロの半蔵門線に変わるじゃない。そのおかげで大手町まで乗り換えなしで行くことができるんだ。でも、ラッシュ時はすごく混雑しているから結構大変だ』
・『東京メトロっていうと銀座線が有名だけど、昔は駅に近づくと一瞬車内の照明が消えてたんだよ。今じゃそんなことはないけどね。まあ、若い人はそんなことは知らないけどな』
「都営地下鉄」の例文
次に「都営地下鉄」の例文を見ていきましょう。
・『都営地下鉄の大江戸線で通勤しているんだけど、大門で降りているよ。JRの浜松町に近いから朝は結構人の行き来が多いけど便利だよ』
・『来月から東京に単身赴任するんだけど、どうせ住むなら都営地下鉄沿線に住みたいな。だって、会社が沿線沿いだからね』
まとめ
ここまで「東京メトロ」と「都営地下鉄」の意味や違いを見てきました。
首都圏に住んでいる人は身近な交通手段としてよく知っているかと思いますが、地方に住んでいらっしゃる方は、2つの地下鉄があることを知っておくと、意外と便利に使うことができると思います。
東京の地下鉄路線は複雑に入り組んでいるので、全てを理解することはかなり大変ですが。