「電車」と「鉄道」の違いとは?分かりやすく解釈

「電車」と「鉄道」の違い乗り物

この記事では、同じ交通機関なものの微妙に異なっている「電車」「鉄道」の違いを分かりやすく説明していきます。

「電車」とは?

「電車」とは?

新幹線や路面電車、地下鉄や山手線などの鉄道や公共交通のモノレール、新交通システム、トロリーバスなど電気で動く車輌のことを指します。

パンタグラフがついていればすぐに電車とわかるでしょう。

ディーゼルエンジンで走る列車は電車ではありませんが、蓄電池によって充電し、架線のない線路を走る列車は電車となっています。

(JR烏山線のEV-E301系電車 JR筑豊線BEC819系電車など) ディーゼルエンジンによって発電してモーターを動かすタイプの機関車や列車は現時点ではディーゼル車に区分されています。

このディーゼルエンジン部分が水素燃料による発電になった場合は電車に区分されると見られます。

「鉄道」とは?

「鉄道」とは?

線路による交通機関全般のことで、路面電車は法的には軌道を走ることになっており、鉄道を走る路面電車もありますが一定の区分が可能です。

モノレールや新交通システムは鉄道ではありません。

札幌のゴムタイヤ式地下鉄は便宜上地下鉄ですが鉄道ではありません。

ケーブルカーは鋼索鉄道となり区分状は鉄道の一種です。

鉄道跡地を使用したケースも有る専用道を走るBRT(Bus Rapid Transit)は駅などのシステムは鉄道に近いですが、走るのは専用道路で鉄道ではありません。

また、鉄道と道路の両方を走ることの出来るデュアル・モード・ビークルという車両も実用化に向けて研究されています。

鉄道は鉄道であればレールの幅は問われず、狭軌、標準軌、京王電鉄のレール幅、軽便鉄道などがあります。

鉄道車両の区分は電車、ディーゼル車、蒸気機関車などすべて鉄道車両と区分できます。

電化区間と非電化区間をわけずに表現できる言葉という点で便利さがあり、日本国内を巡る鉄道の旅と言った言葉が使えます。

「電車」と「鉄道」の違い

3「電車」と「鉄道」の違い

「電車」「鉄道」の違いを、分かりやすく解説します。

電車は鉄道や新交通システム、モノレールなどを電気によって走る車輌のことで、鉄道は線路による路線のことを指します。

路面電車は道路上にひかれた線路である軌道を走るという点で法的には鉄道と異なります。

電車は電化された場所を走るのが基本のため、電車の旅という言葉では日本のあらゆる土地に向かうイメージでは使いにくく、鉄道の旅という言葉であればより幅広く旅をするイメージが出来る言葉となっています。

なお、モノレールや新交通システムは鉄道ではありませんがこちらは通勤路線のケースが多い点で旅のイメージのフレーズから除外が可能です。

なお、鉄道趣味の世界ではモノレールや新交通システムは鉄道の区分に含まれますが、電車の区分にはトロリーバス車両を除いた自家用の電気自動車は含まれません。

まとめ

まとめ

電車と鉄道の関係は鉄道あっての電車ということが出来ますが、モノレールや新交通システムの電車がある点で若干複雑になります。

ただしモノレールや新交通システムの気動車はありません。

乗り物
言葉の違いが分かる読み物