「停車場」と「停留所」の違いとは?分かりやすく解釈

「停車場」と「停留所」の違い乗り物

この記事では、「停車場」「停留所」の違いを分かりやすく説明していきます。

「停車場」とは?

「停車場」とは?

「停車場」とは、鉄道が停車することができる場所の総称になります。

旅客鉄道において、乗客が乗降りできる各駅や、単線の路線で上下の列車がすれ違う為に停車する場所、または点検などの為にそこに留めると決まっている場所など、停車が可能な場所がこのように表現されます。

それ以外の場所では、緊急の場合以外は原則的に停車はできず、何のトラブルもなく、ダイヤ通りにきちんと運行されていれば、この「停車場」以外の場所で列車が止まることはありません。

「停留所」とは?

「停留所」とは?

「停留所」とは、乗客の乗降りの為に路面電車が停車する、鉄道で言う「駅」に相当する場所、またはバスが同様にその為に停車する場所を指して使う言葉です。

つまり、路面電車では「駅」とは呼ばず、この「停留所」と使います。

これを利用した有名なクイズがあり、北海道の旭川市に「西線9条旭山公園通」という路面電車の停留場があります。

「にしせんくじょうあさひやまこうえんどおり」と読み、20文字と大変長い名前の為、よくクイズ問題に出題されますが、これは「駅」ではなく、「停留所」という扱いの為、そこが引っ掛けとなっているという訳です。

「停車場」と「停留所」の違い

「停車場」と「停留所」の違い

「停車場」「停留所」の違いを、分かりやすく解説します。

「停車場」は、鉄道が留まることができる場所のことで、「駅」もその中の1つです。

「停留所」は、路面電車やバスで乗客の乗降りの為に利用する場所のことで、路面電車では鉄道の「駅」にとても近い作りですが、そうとは呼ばず、「停留所」と呼んでいます。

まとめ

まとめ

「停車場」「停留所」は、このような言葉となっています。

路面電車では「駅」ではなく、「停留所」と呼ぶという点は、意外と知られていないかも知れません。

その為、先のようにクイズにも使われているという具合です。

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