「天候」と「気候」の違いとは?分かりやすく解釈

「天候」と「気候」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「天候」「気候」の違いを分かりやすく説明していきます。

「天候」とは?

「天候」とは?

「天候」とは、数日から1ヶ月程度の「天気」のこととして使われる言葉です。

その天気というと、「○日の天気」「明日の天気」と日を指定して使うことや、「午後からの天気」などと短い時間に対して使うことが多い言葉ですが、こちらの「天候」となると、「ここ最近の天候」のように、もっと長い連続した期間に対して使う言葉になります。

よって、「最近は雨がちな天候だ」「来月は天候的に暑くなりそうだ」のような使い方になる言葉で、天気のことだけでなく、暑さや寒さを表現して用いることもできます。

「気候」とは?

「気候」とは?

「気候」は、「天候」より更に長い期間の特定の地域に対して使われる言葉で、天気や気温、更にその地域ならではの特性まで総合した表現になります。

例えば、日本の夏は「高温多湿」の気候だと言われており、サハラ砂漠は一年中ほとんど雨が降らず、気温は高いものの、湿度はそれほどでもないという「砂漠気候」だと表現されます。

「季節」と似た使い方もできる言葉で、「そろそろ気候が変わって寒くなってきた」といったような用い方をすることも多いです。

「天候」と「気候」の違い

「天候」と「気候」の違い

「天候」「気候」の違いを、分かりやすく解説します。

「天候」は、連続したそれほど長くない期間に対する天気や気温について使う言葉で、「気候」は、もっと長い期間のそれのこと、地域としての特性といった意味になります。

前者とした場合には、季節に近い意味になり、そんな季節だという解釈の使い方になりますが、その季節とはまた違う意味なので、「この夏は、雨がほとんど降らない気候だった」とそれと合わせて使われる場合もあります。

まとめ

まとめ

「天候」「気候」は、このように違う言葉です。

一部では、「天気」「気候」の間が「天候」だという解釈もあり、そのような考え方をしても間違いではありません。