この記事では、「インバウンド」と「アウトバウンド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インバウンド」とは?
「インバウンド」とは、「入ってくる」という解釈になる言葉で、主に2つの意味で使われています。
1つは、海外からの旅行者が日本に来ることの表現で、「今年は昨年よりインバウンドが減っている為、外国人向けの観光産業が疲弊しているようだ」のような使われ方になります。
もう1つは、電話が掛かってくるという意味になり、こちらはコールセンター業ではおなじみの表現です。
「今日はインバウンドが300件を超えた」といったように使われ、こちらの意味は、日本語では「着呼」となります。
「アウトバウンド」とは?
「アウトバウンド」も、主に2つの意味で使われます。
1つ目は、日本人が海外に旅行に出掛けることで、「円高の傾向が続いている為、アウトバウンドが多くなっているようだ」などと使われます。
そして、もう1つは、こちらも電話に対する使い方で、自分から掛けることがこのように表現されます。
「あと5件、アウトバウンドが残っている」とすると、あと5件ほど電話を掛ける必要があるという意味になります。
「インバウンド」と「アウトバウンド」の違い
「インバウンド」と「アウトバウンド」の違いを、分かりやすく解説します。
「インバウンド」は、海外から外国人が日本にやってくること、もしくは電話が掛かってくることで、「アウトバウンド」は、その逆に、海外に日本人が出掛けること、または電話を掛けることの表現になります。
電話に対して使うのは、コールセンター業など限られた職種なので、一般的には旅行者の日本を対象にした行き来のことだと解釈していいでしょう。
尚、日本を訪れた外国人が本国などに戻る時に「アウトバウンド」とは使わず、日本人が戻ってくる時にも「インバウンド」とは表現しません。
まとめ
「インバウンド」と「アウトバウンド」は、このような違いになります。
近年では、ある程度の「インバウンド」による収益を見込んでいる職種も多い為、それが減ると、たちまち打撃となってしまう場合が少なくなくなっています。