この記事では、「インバーター」と「コンバーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インバーター」とは?
「インバーター」とは、電気モーターの制御装置のことです。
そこに流される電気の電圧や周波数によって、モーターの回転を自由に変えることができる装置で、現在のエアコンや冷蔵庫にはほとんどのものに取り付けられています。
モーターに直接電気を流すと、電流である程度はコントロールできますが、電圧や周波数が変わらないと細かい制御が制御できません。
この「インバーター」と一緒になっていれば、同じ電圧、周波数の電気が供給されても、「インバーター」側で自由にモーターが制御できるという訳です。
「コンバーター」とは?
「コンバーター」という言葉自体は、変換機のことを表します。
例えば、アナログ信号をデジタル信号に変換する装置は、「アナログ・デジタルコンバーター」などと呼ばれます。
単に「コンバーター」と使った場合には、電気を直流から交流、またはその逆に変換する為の装置のことと解釈する場合が多く、特に先の「インバーター」とセットで使われる時には、こちらの意味だと解釈していいでしょう。
家庭用に供給されている電気は交流なので、これをテレビやパソコンなどで使う時には、直流に変換する必要があります(多くの電化製品は、直流電源によって動きます)。
それを行う装置がこの「コンバーター」で、テレビやパソコンでは、本体の電源部分や電源用のアダプターにこれが組み込まれています。
「インバーター」と「コンバーター」の違い
「インバーター」と「コンバーター」の違いを、分かりやすく解説します。
「インバーター」は、モーターの動きを制御する装置のことで、「コンバーター」は、(主に電気の)変換機のこととなる言葉です。
「コンバーター」は、ソフト的にも使われる言葉で、「画像コンバーター」という名称のソフトがあれば、画像ファイルの形式を変えることができるソフトだと考えていいでしょう。
まとめ
「インバーター」と「コンバーター」は、このような違いになります。
「インバーター」は、近年のモーターを使う製品の多くに組み込まれており、これによる制御によって、節電にも繋がっています。