SNSやインターネット上で目にすることも多い、「マイルドヤンキー」と「dqn」、このふたつの言葉はどちらもやんちゃをしている若者によく使われる言葉です。
しかしはっきりとした区別やどういった人々を指すのかを詳しく知らないという方がほとんどだと思います。
この記事では、「マイルドヤンキー」と「dqn」の違いについて分かりやすく説明していきたいと思います。
「マイルドヤンキー」とは?
「マイルドヤンキー」とは、本来のヤンキーよりも攻撃性や違法性が少ないヤンキーのことを言います。
「マイルド」とついているだけあって、完璧な本物の不良にもなりきれない人のことです。
2014年にマーケティングアナリストの原田曜平さんによって定義されたようです。
従来のヤンキーよりも地元志向が強くなり、より内向的になった者が多く、「ヤンキーになりきれないヤンキー」や、「見掛け倒しのヤンキー」といった方のことを言います。
例文を紹介します。
・『彼らはこの駐車場によく集まっているようだが、見た目は不良に見えてもゴミを持ち帰るなど、案外しっかりしているマイルドヤンキーのようだ。』
「dqn」とは?
「dqn」とは、「ドキュン」と読み、軽率そうな人や、世間一般から見て非常識な行動をする人に使われる言葉です。
また、教養がなく下品な人や、非常識で賢くなく知識や常識が欠けている人のことを侮辱して言うときに使われています。
見た目や素行の悪さから、いかにも知性が低そうだと判断し、その相手を軽蔑するときに「dqn」と呼ぶようです。
2000年頃から広まった言葉で、「目撃!ドキュン」という番組が由来で、主にインターネット掲示板の「2ちゃんねる」で使われるようになりました。
例文を紹介します。
・『いつも橋の下に集まって違法駐車をし深夜まで騒いでいるdqnがいて、大変迷惑だ。』
「マイルドヤンキー」と「dqn」の違い
「マイルドヤンキー」と「dqn」は似ているようでかなり大きく違う意味をもった言葉です。
では、その違いについて詳しく説明していきたいと思います。
まず「マイルドヤンキー」は、違法性や攻撃性は低く、「見た目だけ・形だけヤンキー風」といった人たちです。
そのため、常識に欠ける行動はあまりせず、地元で内向的に仲間内だけで盛り上がっているようです。
対する「dqn」は、常識が欠けていたり、素行の悪さから知性が低そうだと言われてしまうこともあり、ときには本人も気づかないうちに違法性のあることをしてしまっていることもあるでしょう。
この時点でまったくの別物だということが分かります。
さらに、「dqn」は、外部の人間がその人々を侮辱・軽蔑するときに使う言葉なので、その点も大きく異なっています。
「マイルドヤンキー」と「dqn」の違いのまとめ
いかがでしたでしょうか。
「マイルドヤンキー」と「dqn」は、似ている言葉に見えますが実はかなり大きく違う意味を持った言葉でした。
間違いのないように覚えておきたい言葉です。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。