この記事では、「ギャグ」と「ジョーク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ギャグ」とは?
「ギャグ」には2つの意味があります。
ひとつは、映画や演劇で、本来の話とは関係ないけれど、客を笑わせるために入れるせりふや身振りです。
映画や演劇には、主題となるものがあります。
それにそった内容の話が本筋です。
この言葉が意味するものは本筋とは関係ないので、なくても話は成り立ちます。
しかし、あった方が面白いです。
それがあることで笑う場面が増え、客が映画や演劇をより楽しむことができます。
もう一つの意味は冗談です。
ふざけた内容の話という意味です。
おどけて言っていること、たわむれで言っていることで本気ではありません。
わざと言っているもので、天然で言っていることでもありません。
多くの場合、周囲を笑わせるために言っています。
しかし、本人の思い通りにはならず、笑ってもらえないことがあります。
また、このようなものを主に扱った漫画もあります。
「ギャグ」の使い方
冗談という意味で使用をします。
本気ではない、ふざけて言っていることを意味します。
「ジョーク」とは?
冗談という意味です。
ふざけて言っていることという意味になります。
なぜこのようなことを言うのかは人によって異なりますが、多くの場合は周囲の人を笑わせたいからです。
そのため、面白いことを言うことが多くあります。
しかし、ブラックジョークといって、ネガティブなこと、グロテスクなことを含むものもあります。
たんに「ジョーク」といった場合は、暗いものを含まず、笑わせるためのものを指しています。
また、この言葉は口からでるものを指しており、行動のことではありません。
たとえば、サルの真似をして周囲の人たちを笑わせるといったものは、この言葉が意味するものではないのです。
そして、これは意図的に行われるものです。
本人が意図せずに周囲を笑わせたということではありません。
天然で面白いことを言うことでもありません。
「ジョーク」の使い方
冗談という意味で使用をします。
特に意図的に行われる面白い話をいいます。
「ギャグ」と「ジョーク」の違い
ふざけた内容の話という意味が同じです。
どちらも行動のことではなく、話を意味しています。
また、どちらも意図的に行われる、周囲の人たちを笑わせるためのものです。
言葉の使い方に違いがあり、「ギャグ漫画」とはいいますが「ジョーク漫画」とはいいません。
「ギャグ」の例文
・『得意のギャグを披露する』
・『ギャグを言ったのに笑ってもらえなかった』
・『つまらないギャグ』
・『おやじギャグ』
「ジョーク」の例文
・『ジョークで周囲を笑わせる』
・『いつもジョークばかり言う』
・『ジョークなのか本気なのかわからない』
・『ジョークによって会場が笑いに包まれた』
まとめ
ふざけた内容の話という意味が同じですが、使われ方に違いがあります。