この記事では、「航空機」と「飛行機」の違いを分かりやすく説明していきます。
空を見上げると飛んでいる、「航空機」と「飛行機」という2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「航空機」とは?
「航空機」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「航空機」は「こうくうき」と読みます。
「航空機」は「人が乗って空中を航行する機器の総称」となります。
ちなみに「航行(こうこう)」とは、「船舶や航空機が航路を行くこと」という意味があります。
人が乗って空を飛ぶものには、飛行船や気球、飛行機やヘリコプター、グライダーなどがあります。
この中でも特に「飛行機」を指すことが多い言葉になります。
飛行船や気球は、空気より軽い気体により、揚力を得る「軽航空機」に分類されて、飛行機やヘリコプターは、「重航空機」に分けられています。
このように、基本的に人が乗れて、空を飛ぶことができる機器のことを、すべて「航空機」と呼ぶことができます。
「飛行機」とは?
「飛行機」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「飛行機」は「ひこうき」と読みます。
「飛行機」は「推進用のジェットエンジン、またはプロペラなどを備えていて、空中を飛行する航空機」という意味があります。
前進するときに生まれる空気流を、固定翼により、「揚力」に変えて、空を飛ぶことができます。
ちなみに「揚力(ようりょく)は、「流体中を運動する物体に対し、運動方向に垂直で、上向きに左右する力」という意味があります。
「飛行機」は1903年にライト兄弟によって初飛行されました。
「飛行機」の仲間には、戦闘機やジャンボジェット機などがあります。
動力装置があること、固定した翼から揚力を得ることができること、という条件を満たしたものが「飛行機」と呼ばれています。
動力を持たない「グライダー」は、「飛行機」とは呼ばれず、「滑空機」などと呼ばれています。
「航空機」と「飛行機」の違い
「航空機」と「飛行機」の違いを、分かりやすく解説します。
「航空機」は「人が乗って空中を航行する機器の総称」という意味があります。
一方の「飛行機」は「推進用のジェットエンジン、またはプロペラなどを備えていて、空中を飛行する航空機」という意味があります。
このように、「飛行機」は「航空機」の一つになります。
人を乗せて空を飛ぶことができる機器は、すべて「航空機」と呼べるためです。
一方「飛行機」には、エンジンのような動力を持ち、さらに翼を使って揚力を得る機器に対して使う言葉で、「航空機」であるグライダーは、「飛行機」の中には含まれないという違いがあります。
まとめ
「航空機」と「飛行機」の違いについて見てきました。
基本的に、空を飛ぶことができる機器は「航空機」と呼ぶことができます。
一方で、「飛行機」と呼ぶためには、「動力があること」「翼で揚力を得ること」という条件が必要だということを知っておきましょう。
