この記事では、「考える」と「悩む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「考える」とは?
自分の中で様々な方向に思いを巡らせていることに対して心を知的に使って判断するという意味の言葉で、集団でひとつのテーマを考えることもあります。
また、新たな物や手段を工夫する。
考案するなどの意味もあります。
出題に対する回答の経緯、計算して答えを出したり、パズルやクイズの問題を聞いて回答に導き出すまでの経緯も考えると言えます。
ただし、漢字の問題に関しては考えるというケースもあるものの、思い出すと言ったほうがしっくりするケースもあります。
深く考える、考え込む、考え抜くなど考えにエネルギーを強く費やしている使い方もあれば、少し考えると言った、その考える対象に対してあまり深入りはしないという意味合いで使うことも可能です。
考える結果としての他人から見た評価である「よく考えられている」という言葉は賞賛の意味があります。
「悩む」とは?
苦痛を覚える、わずらうという意味合いがあり、この意味では関節の痛みに悩む、工事の騒音に悩むなどの使い方があります。
精神的な苦痛や負担を感じるという意味もあり、こちらには考えが上手くまとまらないというニュアンスもあり、「お詫び状の文面をまとめるのに悩む」という言葉では精神的な苦痛と考えが上手くまとまっていないことが含まれていると言えるでしょう。
恋に悩むということもトータルで言えばポジティブなこととは言えますが、恋に悩んでいるということはうまく行っていない物事があるため、精神的な苦痛や負担を感じていることに含まれています。
深く悩むという言葉ではより事態の重大さを示すことができますが、浅く悩むという言葉はほぼ使われておらず、大したことではないのに悩む、小さなことに悩むなどの言葉のほうが使われています。
悩むことに関しては何らかの解決によって終わりが見えます。
「考える」と「悩む」の違い
「考える」と「悩む」の違いを、分かりやすく解説します。
考えるという言葉は、自分の中で様々な方向に思いを巡らせていることに対して心を知的に使って判断するという意味があり、昼に何を食べるか考えたり、架空作品に対して登場人物がどうすれば助かったのかなどと考えたりと、考えられる範囲は無尽蔵とも言えます。
悩むは考える行為に近い意味合いもあり、考えることに精神的な苦痛や負担を感じていることは悩むと表現できます。
恋に悩む、食事のメニューに悩む、競馬で何を買うか悩むなどポジティブな対象であってもなかなか結果が出ないと悩むということが出来ます。
「頭痛に悩む」など苦痛を覚えることも悩むといいます。
まとめ
「考える」と「悩む」は「考える」ことがうまく行かないと「悩む」に進むことがあり、自分にとって結論を出すのが難しいことは考えるではなく悩むというケースがあります。
「肩こりに悩む」など苦痛を覚えるケースは悩むという言葉は考えるとの意味合いが離れていると言えます。