「偽装」と「擬装」はどちらも同じ読み方ですが、使い分けがあるのでしょうか。
言葉の意味と例文も併せて紹介します。
「偽装」と「擬装」の違い
「偽装」と「擬装」の意味と違いについて紹介します。
「偽装」とは
「偽装」は、「うわべをいつわりごまかすこと」という意味です。
人にその様にみせかけてだます行為のことを言います。
「偽」は「にせ」とも読み、「あざむく」「いつわる」という意味があります。
「装」は「よそおい」という意味です。
「擬装」とは
「擬装」は、「上手く工夫して本物そっくりにすること」という意味です。
軍事用語などで使われる「カモフラージュ」のことを言います。
「擬」は「似せる」「まねる」という意味があります。
「偽装」と「擬装」の違い
辞書には「偽装・擬装」とどちらも同じ意味として掲載されていますが、メディアでは「偽装」に統一しているところも多くなります。
基本的にどちらも同じ意味で、「偽装」が使われることが多いのですが、軍事用語などで「カムフラージュ」を表す時には「擬装」蛾遣われているのです。
「偽装」を使った例文と意味を解釈
「偽装結婚がバレたら国外退去になるだろう」
その国の永住権が欲しい為に偽りで結婚して、すぐに別居しようと思っている外国人は、バレた場合に国外退去になる可能性があります。
「擬装」を使った例文と意味を解釈
「唐草模様の擬装車が走行していた」
ボディを完全に唐草模様にカモフラージュした車両が道路を走行していました。
まとめ
「偽装」と「擬装」は辞書では同じ意味として載っています。
迷ったら「偽装」を使えば間違いありません。