この記事では、「品質保証」と「品質管理」の違いを分かりやすく説明していきます。
「品質保証」とは?
「品質保証(ひんしつほしょう)」とは、「自社製品の品質・クオリティーが基準以上のものであることを保証すること、請けあうこと」を意味しています。
「品質保証」というのは「企画・設計製造・出荷・販売・アフターサービスやクレーム対応の全工程」にわたって、「自社製品の品質を保証してアフターフォローすること」を意味している経営用語なのです。
「品質管理」とは?
「品質管理(ひんしつかんり)」とは、「製造工程において自社製品に不良品・問題点が出ないように方法・対策・業務改善を考え、製品の品質を維持管理すること」を意味しています。
「品質管理」というのは、「製造現場において不良品が生み出される原因を特定して対策を講じること」や「製造工程における自社製品のクオリティー維持のための業務改善」を意味している経営用語になっています。
「品質管理」は、広義の「品質保証」の一部として解釈することもできます。
「品質保証」と「品質管理」の違い!
「品質保証」と「品質管理」の違いを、分かりやすく解説します。
「品質保証」も「品質管理」も「自社製品の品質を維持したり高めたりする重要な業務」を意味している点で共通していますが、「品質保証」のほうが「品質管理」よりも「品質を保証する業務の担当範囲が広い」という違いがあります。
「品質保証」は、「企画・設計製造・出荷・販売・販売後(アフターサービス・クレーム対応)のすべての製品工程を含めて、自社製品の品質が基準以上のものであることを保証すること」を意味しています。
それに対して、「品質管理」は「主に製造工程において、自社製品に不良品が出ないようにして品質を維持(管理)すること」を意味しているという違いを指摘できます。
「品質保証」は「外部の視点に立った品質の保証」、「品質管理」は「内部の製造現場に立った品質の維持管理」を意味している違いもあります。
まとめ
「品質保証」と「品質管理」の意味の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「品質保証」とは「アフターサービスも含めて製品の品質が基準を満たしていることを保証すること」を意味していますが、「品質管理」とは「製造工程で製品の品質を維持するための方法や業務改善について考えて実施すること」を意味しています。
「品質保証」と「品質管理」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。