この記事では、「いかがわしい」と「胡散臭い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いかがわしい」とは?
「いかがわしい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「いかがわしい」は「」と読みます。
「いかがわしい」は、「本当かどうか疑わしい。
物事の内容や、人の正体などが怪しげだ」という意味があります。
目の前の人が、なんだか信用できない人の場合、誰かの説明があやしいと感じた場合は「いかがわしい」という言葉を使ってみましょう。
例えば、訪問販売に訪れた人が、販売している商品が、本当に説明通りの優れた商品とは思えないことがあります。
このような場合、「いかがわしい商品だと思い、買うのをやめた」などという文章を作ることができます。
また、お見合いの相手の男性が、怪しげな雰囲気なので、交際をやめた場合は、「見合い相手がいかがわしい人なので、交際を断った」などという文章を作ることができます。
次に「いかがわしい」には、「下品でよくない。
風紀上よくない」という意味があります。
下品で、子供に見せたくないような映画を観たとき、「いかがわしい映画だから、子供には見せられない」などと、思うかもしれません。
「胡散臭い」とは?
「胡散臭い」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「胡散臭い」は「うさんくさい」と読みます。
「胡散臭い」は「どことなく怪しい。
疑わしい。
油断ができない」という意味があります。
仕事の商談相手が、どことなく怪しくて、油断できない雰囲気だとしたら、「今度の商談相手は胡散臭い」などと言うかもしれません。
また、街中で難破してきた男性が、どことなく怪しいと感じた場合、「胡散臭い男性に声をかけられた」などという文章を作ることができます。
また、怪しい人だと思っていたのに、一緒に仕事をしてみたら、案外きちんとした人だった場合、「胡散臭い人だと思ったが、いい人だった」などという文章を作ることができます。
「いかがわしい」と「胡散臭い」の違い
「いかがわしい」と「胡散臭い」の違いを、分かりやすく解説します。
「いかがわしい」は、「本当かどうか疑わしい。
物事の内容や、人の正体などが怪しげだ」という意味があります。
一方で「胡散臭い」は「どことなく怪しい。
疑わしい。
油断ができない」という意味があります。
どちらも、怪しげで疑わしいことを意味する言葉になります。
たたし、「いかがわしい」は、物や人など、様々な事柄に使う言葉なのに対して、「胡散臭い」は主に人に対して使う言葉という違いがあります。
また「いかがわしい」には、「下品でよくない。
風紀上よくない」という意味があるという違いもあります。
まとめ
「いかがわしい」と「胡散臭い」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、微妙な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。