「汚損」と「破損」の違いとは?分かりやすく解釈

「汚損」と「破損」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「汚損」「破損」の違いを分かりやすく説明していきます。

「汚損」とは?

「汚損」とは?

清潔さが失われたり、傷ついたりすること、また清潔さ失わせたり、傷つけたりすることです。

中古品のゲームのことで説明をします。

新品のゲームは箱に入って販売されています。

中古品でも箱が付属していることがあります。

しかし、新品とは異なり、中古品の箱には汚れや傷がついていることがあります。

新品ならフィルムで箱が包まれているため、汚れも傷もないのですが、中古は誰かが使用したものなので、汚れや傷がついてしまうことがあるのです。

それがひどい場合だと清潔さを感じられず、表面に裂けめのようなものがあったりします。

そういった状態をこの言葉は意味します。

中古品の書籍でもこのようなことがあります。

何度も人が手にしている書籍は、水濡れ、シミ汚れなどがついていることがあります。

新品のまっさらな状態とは異なり、清潔さを感じられません。

また、カバー表面には細かな傷が見られることもあります。

こういった状態を意味します。

「汚損」の使い方

清潔さが失われたり、傷がついたりすること、また清潔さを失わせたり、傷をつけたりすることに使用をします。

どの程度の不衛生さや傷について使用するのかの定義はありません。

「破損」とは?

「破損」とは?

物の形がゆがんだり、砕けたり、破れたり、傷ついたりすること、また物の形をゆがめたり、砕いたり、破いたり、傷つけたりすることです。

車を駐車するときのことで説明をします。

片側に塀のある場所に駐車をします。

この人は運転がうまくありません。

とくに駐車が苦手です。

ぶつけるだろうなと思いながら車を操作していたら、ミラーが塀にぶつかり、曲がってしまいました。

このミラーが曲がった状態を意味します。

車以外のことについてもいうことができます。

たとえば、パッケージの一部が破けている、屋根の一部が飛んでなくなってしまった、器の縁の部分が欠けてしまったなどです。

「破損」の使い方

物の形がゆがんだり、傷ついたりすることや、物の形をゆがめたり、傷つけたりすることなどに使用をします。

物に対して使う言葉です。

「汚損」と「破損」の違い

「汚損」と「破損」の違い

傷がつくこと、傷をつけることという意味が同じです。

「汚損」は汚れがつくこと、汚れをつけることという意味もあり、「破損」には物の形がゆがむ、ゆがめる、破れる、破けるなどの意味もあります。

「汚損」の例文

「汚損」の例文

・『汚損ありの商品』
・『本に汚損があった』
・『汚損したものを処分する』
・『汚損する心配はない』

「破損」の例文

「破損」の例文

・『破損した箇所を修理する』
・『破損に気をつけて扱う』
・『破損したレンズを交換してもらう』
・『屋根が破損した』

まとめ

まとめ

傷がつくこと、傷つけることという意味が同じです。

それ以外の意味も持っており、一方は清潔さが失われること、もう一方は形がゆがんだり、破けたりすることも意味し、この点に違いがあります。