この記事では、「インナーガレージ」と「カーポート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インナーガレージ」とは?
車を納め入れる場所を建物の一部に組み込んだものです。
シャッターやドアを設置し、外部とのつながりを遮断できる形になっています。
この格納スペースは、車専用として独立してあるのではなく、住宅の一部に組み込まれています。
住宅と格納スペースとの間にドアを設ければ、住宅から直接格納スペースに移動することができます。
住宅と離れた位置に車を置く場所がある場合、雨のときには住宅と車との間を移動するときに濡れてしまいます。
そして、重い荷物を玄関まで運ぶのに苦労をします。
しかし、住宅の一部に組み込まれていれば、雨に濡れる心配がなく、移動距離が短くて済むので、重い荷物を運ぶのが楽です。
また、格納スペースと住宅との仕切りをガラスにすれば、住宅側から車を見ることができます。
車好きなら、好きなものを常に眺めることができ、たまらないことでしょう。
そして、シャッターやドアで入口をふさぐことができるので、防犯になります。
しかし、設置するときには、換気、シャッターやドアの開閉のしやすさ、エンジン音対策などに配慮する必要があります。
「インナーガレージ」の使い方
建物の一部に車を納め入れるスペースを設けた建築物を指して使用する言葉です。
車を格納するスペースが、建物とは独立してあるものではありません。
「カーポート」とは?
屋根と柱で構成されている簡単な車庫のことです。
車の前後・左右に壁はありません。
そのため、車の乗り入れの際に壁にドアがぶつかってしまうということがなく、乗り入れしやすく、荷物の出し入れもしやすいです。
壁を設置した車庫の場合、ドアの開閉スペースを考慮して設置しなければなりません。
しかし、「カーポート」なら近くに障害物がないように配慮すればよく、壁を設置する分のスペースを確保する必要がありません。
そのため、敷地に余裕があまりない住宅でも比較的設置しやすいです。
一方で、壁がないと風雨の影響を受けます。
また、外から車の様子が見られてしまうので、防犯面で心配があります。
形はさまざまあり、1台だけとめられるもの、2台を縦に並べてとめるもの、2台を横に並べてとめるもの、3台を横に並べてとめるものなどがあります。
「カーポート」の使い方
屋根と柱でできている簡単なつくりの車庫を指して使用する言葉です。
壁があるものには使用しません。
「インナーガレージ」と「カーポート」の違い
前者は住宅の一部に組み込まれています。
後者は住宅とは別に作られています。
「インナーガレージ」の例文
・『インナーガレージに車をとめている』
・『インナーガレージの掃除をする』
「カーポート」の例文
・『庭にはカーポートがある』
・『カーポートには自転車もとめてある』
まとめ
どちらの言葉も車をとめる場所を指していますが、どのような形なのかに違いがあります。