「ヴィネット」と「ジオラマ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ヴィネット」と「ジオラマ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、情景を小さく詰め込んだ「ヴィネット」と模型によるミニチュア情景「ジオラマ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ヴィネット」とは?

「ヴィネット」とは?

ヴィネットとは、小型のジオラマのようなイラストもしくはミニチュアのことを指し、 書物の扉などの小さな挿絵や飾り模様が語源となっています。

ヴィネットの絵とミニチュアに関しては意図こそ同じなものの同一モチーフのものはほぼないと言えるでしょう。

ヴィネットフィギュアシリーズなどの名称があり、この場合は単なるフィギュアではなく、キャラクターの必殺技を放ったシーンのエフェクトや地面などが再現されていますが、ジオラマよりはキャラクターを中心に作られたものもあります。

他のシリーズであってもキャラクターと乗り物、背景などを配置してストーリー性を持たせているものが多くなっています。

「ジオラマ」とは?

「ジオラマ」とは?

展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法というフランス語が語源で、ミニチュア模型と背景等によって情景を再現する模型用語ともなっています。

鉄道模型のジオラマであれば、線路、建物、森林、川、トンネル、道路、駅などが再現されており、戦場のジオラマでは車両と瓦礫、兵士などが再現されています。

キャラクター性はあまり強くなく、鉄道のジオラマであれば列車が、戦場のジオラマでは車両がいなくても絵柄になりうるものと言えます。

また、サイズが博物館の一角にあるような大きいものもあります。

ヴィネットと比較した際、ガンダムのような巨大ロボットのジオラマであればビームのエフェクトなどを見せず、背景もそれなりに大きめに作られている方がよりジオラマ的と言えるでしょう。

「ヴィネット」と「ジオラマ」の違い

「ヴィネット」と「ジオラマ」の違い

「ヴィネット」「ジオラマ」の違いを、分かりやすく解説します。

ヴィネットは絵に様々なシーンを収めるという概念もありますが、模型などミニチュアを使う場合はそのキャラクターの名シーンや世界観がわかるような内容で小さめにまとめられており、背景は四方に完全に作られていなくてもヴィネットと呼ばれ、品物によってはキャラクターとキャラクターが踏ん張る地面と必殺技の効果のみのヴィネットも存在しています。

一方ジオラマはキャラクターものであれば少なくとも地面、背景は配置され、それに加えて木や同スケールのフィギュア、小物を置き、鉄道模型のジオラマであればくまなく背景が作り込まれています。

もととなった言葉が異なるヴィネットとジオラマですが、ヴィネットの方が簡易的にまとめたものから始まっており、進んだものは小さめのジオラマの定義と大差ないものもあると言えます。

まとめ

まとめ

小さなまとまりからスタートできるヴィネットは商品名として使われ、低価格で買えるコンパクトなものも多いですが、より大きなジオラマは趣味として成立していますが、サイズが大きく、手軽に買えるものではないという点も違いと言えるでしょう。