「変更」と「更新」の違いとは?意味を詳しく解釈

「変更」と「更新」の違い言葉・カタカナ語・言語

「変更」「更新」は類似した意味を持つ似た言葉です。

「変更」という表現は「登録していた電話番号を変更しました」といった文章で使い、「更新」という表現は「ウェブサイトの内容を更新しました」といった文章で使われますが、「変更」「更新」の意味の違いはどこにあるのでしょうか?

「変更」の意味や使い方

「変更」の意味や使い方

「変更」という表現は、「決められているもの(いったん決めていたもの)を変えること」「登録していた内容などを変えて改めること」を意味しています。

「変更」の表現の使い方は、「決めたもの(登録した内容)を変える場合」「何らかの事柄・情報などを変えて改める時」に使うという使い方になります。

例えば、「予定を変更して今日は実習を行います」「講演で話す内容を変更しました」などの文章で使用することができます。

「更新」の意味や使い方

「更新」の意味や使い方

「更新」という表現は、「古いものから新しいものへと変えて改めること」を意味しています。

また「更新」の表現には、「OSやソフトウェアなどを最新版の状態へと新しくして改めること・バージョンアップすること」の意味合いもあります。

「更新」の表現の使い方は、「古いものを新しいものに変えて改める場合」「OS・ソフトウェアを最新版にバージョンアップする場合」に使うという使い方になります。

「変更」と「更新」の違い

「変更」と「更新」の違い

「変更」という表現は、「決まっているもの(決めたもの)を変えて改めること」「登録した内容などを変えること」を意味しています。

それに対して、「更新」という表現は、「時系列がある物事で、古いものを新しいものに変えて改めること」「OS・ソフトウェアを最新版へとバージョンアップすること」を意味しているという違いがあります。

「変更」には「更新」にある「古いものから新しいものへという時系列的な変化」の意味のニュアンスがなく、「更新」「変更」に比べて「新しい内容・物事へと変えて改める」という意味合いが強いという違いがあるのです。

また「変更」には、「WindowsのOSを更新する」といった「更新」が持つ「バージョンアップの意味合い」がありません。

そのため、「WindowsのOSを変更する」というと「WindowsからMacに変える」「別のWindowsのCDを買って変える」といった違う意味で解釈される恐れがあります。

「変更」を使った例文と意味を解釈

「変更」を使った例文と意味を解釈

「海外旅行の行き先の予定を変更して、イタリアのローマではなく、アメリカ西海岸のカリフォルニアへ行くことに決めました」

この「変更」を使った例文は、「変更」という表現を、「海外旅行の行き先の予定を変えて改めて(新たな行き先へと改めて)」という意味合いで使っています。

「更新」を使った例文と意味を解釈

「更新」を使った例文と意味を解釈

「パソコンやスマートフォンのOSは定期的に更新することで、セキュリティー上のリスクを減らすことができます」

この「更新」を使った例文は、「更新」という表現を、「パソコンやスマートフォンのOSは定期的に、最新の状態へとバージョンアップすることで」という意味を持つ文章で使用しています。

まとめ

まとめ

「変更」「更新」の意味の違いについて説明してきましたが、「変更」の表現は「今まで決まっていたものを変えること」に意味の重点があります。

それに対して、「更新」の表現は「古いものを新しいものに切り替えて改めること」「ソフトウェアを最新の状態にするバージョンアップ」に意味の重点があります。

「変更」「更新」の意味の違いを正しく理解して、内容やシチュエーションに応じて的確に使い分けるようにしましょう。