この記事では、「虚無感」と「喪失感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「虚無感」とは?
「虚無感」は、前提において虚しいという気持ちがあり、心の支えのような物が失われる感じです。
あくまで、「虚無感」は感じがするというような物なので断言している「虚無」と比較するとまだ、失われている者は案外と少ないとも言えます。
「喪失感」とは?
「喪失感」は、失われることが前提なので、無くしたものは明確です。
つまり、「虚無感」が良く分からない物を失ったという点において、「喪失感」は失っている者が明確なので、例えば、ペットだったらペットが今まさに無くなろうとしていて失われる恐怖と悲しみに覆われます。
「喪失感」は、今まさに起きようとしている失われる現象なので、過ぎ去れば、失った苦しみが解放されます。
「虚無感」と「喪失感」の違い
「虚無感」と「喪失感」については、「虚無感」はそう感じることで、まだ完全に失うべく物を把握できてないです。
一方「喪失感」はどちらかというと感情で失ったという自覚があるという違いがあります。
「虚無感」の例文
・『なんとも言えない虚無感に苛まれる』
この例は、何とも言えない何かを失うかもしれないという感情のいらだちに蝕まれるという例です。
ただ、実際に対象が何かを失うかどうかは未知数で、すでに失っている場合も考えられます。
「喪失感」の例文
・『愛車のランボルギーニが盗難にあい、喪失感が漂う』
この例は、愛車のランボルギーニが盗まれたという確たる事実のもとに自動車が無くなってしまったことに対して、悲しみと苦しみに苛まれています。
なお、自動車が戻ってきた場合、悲しみと苦しみが言えるかどうかですが、これは未知数で、他人が乗った可能性がある物に乗れないという意見もあれば、傷ついている可能性がある車に価値があるかという意見もあり、無事に車が孵って来ていても人によっては苦しみが継続することもあり得ます。
まとめ
「虚無感」は、曖昧な印象の言葉で、何かを失った感じがするという物なので、まだこの言葉は「虚無」と比較すると何かを失ったという自覚は無い可能性が高いです。
逆に、「喪失感」は失ったものが明確で自動車であれば自動車を失った悲しみや苦しみが「喪失感」です。
両方とも、不安や苦しみや悲しみに苛まれますが明確に何を失ったか、が分かる方が苦しみは少ないという意見もあれば、はっきりと何を失ったか分からない方が苦しみが少ないという意見がありますので、「虚無感」と「喪失感」については、どちらが苦しいか、苦しくないかは分かりません。
もっと言えば、両方とも苦しみや悲しみを味わっていることには変わらないので「虚無感」や「喪失感」を味わった後立ち直ることができるかどうかは、その人物の心の強さがかなり影響します。
その為、心が弱い人物は、失った者に対して激しい後悔に苛まれ、心を蝕んでしまうのが両者です。