「不毛」と「無駄」の違いとは?意味を詳しく解釈

「不毛」と「無駄」の違い言葉・カタカナ語・言語

「不毛」「無駄」の違いをご存知でしょうか。

ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。

では一緒に見ていきましょう。

「不毛」の意味や使い方

「不毛」の意味や使い方

「不毛」とは、土地がやせて、作物が育たないという意味と、成果がないという意味の二通りがあります。

ここでは後者の意味について解説をしています。

「不毛」は、したところで成果がない、「無駄」という意味でよく使われる言葉です。

例えば、話し合ったところで平行線であり、自分側にとって何の得にもならないことを「不毛な議論」と言います。

他には「結婚生活の最後の1年はまったく不毛な時間を過ごしただけだった」「彼との話し合いは不毛だ」などと使います。

「無駄」の意味や使い方

「無駄」の意味や使い方

「無駄」とは、行動したところで、効果や効用が得られないこと、役に立たないことという意味になります。

つまりは「無益」という状態にこの言葉は使われます。

例えば、必要ないことにお金を使うことを「無駄使い」と言い、よく使われる言葉です。

他には「無駄な話し合いに時間は使いたくない」「せっかくの努力を無駄にするな」「彼女に尽くすことは、無駄な骨折りだ」などと使います。

「不毛」と「無駄」の違い

「不毛」と「無駄」の違い

「不毛」「無駄」、それぞれの言葉の意味や使い方を説明しました。

「不毛」「無駄」も行動したことが、自分の希望していた通りの結果をもたらさないという点では似たような意味です。

違いと言えば「不毛」とはみるべき成果がないということです。

つまり何かを良くしようと思ってはたらきかけたところで、成果が得られないという意味です。

一方の「無駄」とは何か行動したことが効果がない、役に立たないという意味です。

「無駄使い」などは何かを良くしようとした行動ではなく、欲望に従った行動であることが多いでしょう。

何の役にも立たないことに時間やお金を使うというニュアンスでは「無駄」という言葉を使うようにしましょう。

「不毛」を使った例文と意味を解釈

「不毛」を使った例文と意味を解釈

「不毛」を使った例文とその意味を見ていきましょう。

「不毛」の例文1

「精一杯、歩み寄る努力をしたものの、不毛の一年だった」

「不毛」とは、みるべき成果がない様子を言います。

例文は歩み寄る努力をしたが、一年間何も変わらなかったと言っているのです。

「不毛」の例文2

「これ以上不毛な議論を続けるのは止めよう」

「不毛な議論」とは、いくら話しても良い方向へ向かわない、そのような議論のことを言います。

「無駄」を使った例文と意味を解釈

「無駄」を使った例文と意味を解釈

「無駄」を使った例文とその意味を見ていきましょう。

「無駄」の例文1

「彼を呼んだところで、無駄だ」

何かをしたところで、役に立たないことを「無駄」と言います。

例文の場合、彼を呼んでも役に立たない、変わらないという意味合いになります。

「無駄」の例文2

「今更、彼女たちに期待したところで無駄だろう」

しただけの効果がないということを「無駄」と表現します。

例文は相手に期待しても、その期待はかなわないと言っているのです。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

「不毛」「無駄」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。

違いを正しく理解して使い分けてください。