「費用」と「損失」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「費用」の意味や使い方
「費用」とは、ある物事の為にかかるお金のことを言います。
ある活動の為に使われるお金という意味でもあります。
「費用はどれぐらいかかるのだろうか」「費用が高くて、私には出せない」「費用がかかり過ぎている」などと使います。
「損失」の意味や使い方
「損失」とは、損ない失うことという意味で、財産、利益などを失くしてしまうということを言います。
「表面的には損失に見えるが、得たものもあるだろう」「彼女と関わるとこちらの損失が大きくなる」「彼女を切るなんて、会社の損失になりますよ」などと使います。
「費用」と「損失」の違い
「費用」と「損失」、それぞれの言葉の意味を説明しました。
「費用」とは物事にかかるお金のことで、「費用がかかる」「費用が高い」と言えば、お金を沢山払うことですから「損失」と意味合いが似ているとも言えます。
しかし「費用」はある物事をする為に必要なお金のことです。
一方で「損失」とは損ない、失うという意味ですので得るものはないわけです。
「費用」はお金を払いますが、何かを「得る」可能性はある言葉です。
そこが「損失」と「費用」の違いと言えるでしょう。
払うだけ払い、何も得ることがなく財産、利益を失うならば「損失」、必要なことにかかるお金が「費用」としっかり覚えておきましょう。
「費用」を使った例文と意味を解釈
「費用」を使った例文とその意味を見ていきます。
「費用」の例文1
「私にとって高い費用だったが、それに見合ったものは得られたので満足だ」
「費用」とはある活動、物事に必要なお金のことを言います。
例文はお金が高かったが、それ以上のものを受け取ることができたので満足しているということを言っているのです。
「費用」の例文2
「費用を節約することはできないものか」
ある物事にかかるお金のことを「費用」と言います。
例文は、かかるお金を少なくすることはできないだろうかと言っているのです。
「損失」を使った例文と意味を解釈
「損失」を使った例文とその意味を見ていきます。
「損失」の例文1
「損失が大きく、どうすることもできない」
「損失」とは、財産、利益を失うという意味になります。
例文は失うものが大きくて、どうすることもできない、つまり倒産や破産、物事の失敗を言い表しているのです。
「損失」の例文2
「彼らのせいで、こっちまで損失を被った」
「損失」とは、何かを損ない、失うという意味になります。
主に財産、利益といったお金のことを言いますが、お金で買えないもの、人の信用といったものを失うことも重大な「損失」と言えるでしょう。
例文は、彼らのせいで、自分の大事なものを損ない、失ったと怒り、悲しみを表しているのです。
まとめ
いかがでしたか。
「費用」と「損失」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。