この記事では、「会社」と「法人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会社」とは?
「会社(かいしゃ)」とは、「会社法に依拠して設立された営利目的の私法人」のことを意味しています。
「会社」というのは「利益(利潤)の獲得を主な目的とする事業活動(ビジネス)を行っている集団」のことであり、「社長などの役員・社員(正規雇用)・非正規雇用」によって構成されている私法人なのです。
会社法を前提として登記される「会社」には、「株式会社・合名会社・合資会社・合同会社」の4種類があります。
「法人」とは?
「法人(ほうじん)」とは、「自然人以外で法的な権利・義務の主体として認められている組織・団体」のことを意味しています。
「法人」は大きく地方自治体・独立行政法人などの公共的な性格を持つ「公的法人」と「私法人」に分けることができ、「私法人」はさらに「営利法人(会社)」と「非営利法人」に分けることができるのです。
会社のような営利法人ではない非営利法人には、「財団法人・社団法人・社会福祉法人・NPO法人・宗教法人」などがあり、公共の仕事を代替しているということから税制上の優遇(減税・免税の措置)を受けることができます。
「会社」と「法人」の違い!
「会社」と「法人」の違いを、分かりやすく解説します。
「会社」も「法人」も「社会の中で経済活動や社会貢献活動を行っている組織・団体である」という意味合いでは共通していますが、「会社」というのは「法人」の中の私法人の一部であるという違いがあります。
「会社」という言葉は「利潤獲得を目的として営利活動(事業・ビジネス)を行っている集団・私法人」のことを意味していますが、「法人」のほうは「会社も含めて、法律的に権利義務の主体となる人格(法人格)を認められている組織・団体」のことを意味している違いがあります。
「法人」は「私法人(営利・非営利)」と「公的法人」に分けられますが、「会社」はその中で「営利目的の私法人」に該当している経済的な組織・集団なのです。
まとめ
「会社」と「法人」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「会社」とは「利潤(利益)の獲得を目的とする事業を行っている集団・私法人」を意味していて、「法人」は「法律に依拠した法人格を認められている組織・団体」を意味している違いがあります。
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