この記事では、「仮想通貨」と「電子マネー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仮想通貨」とは?
「仮想通貨」とは、実際の通貨ではなく、電子的に存在している仮想のそれを指します。
一度はどこかで聞いたことがあると思われる「ビットコイン」がその代表的なものとなります。
通貨ではない為、紙幣な貨幣として実在する為ではなく、電子口座(ウォレット)で管理される仕組みとなっており、海外ではこれで実際の買い物の支払いが行える場合もあります。
最大の特徴として、価値(レート)が日々変動しており、今日は1ビットコインで日本円にして70万円だったのが、明日には65万円になってしまうということも充分に考えられます。
つまり、相場商品という扱いになり、株式などと似たシステムで、取引所を通して売買が行われています。
「電子マネー」とは?
「電子マネー」とは、いわゆるキャッシュレス決済に利用されているシステムのことです。
プリペイド式と後払い式の二種類に分かれ、前者は先にチャージした金額分のみ利用でき、鉄道系の各種のICカードがそのいい例になります。
後払い式の場合、何かしらのクレジットカードに紐付けられており、使った分はそこからの支払いとなります。
プリペイド式では、チャージする金額によっては少し増額されたり(例として、5000円のチャージで5200円分利用できるといった具合です)、後払い式の場合も、その「電子マネー」と紐付いているクレジットカードのポイントなどの還元を受けられるので、現金での支払いより何かとお得となっています。
ただし、その種類の「電子マネー」に対応している場所でのみ利用できるシステムなので、露店や小さいお店などでは使えない場合が多いと考えておかないといけません。
「仮想通貨」と「電子マネー」の違い
「仮想通貨」と「電子マネー」の違いを、分かりやすく解説します。
「仮想通貨」は、相場取引になる商品の1つだと考えていいでしょう。
そのまま支払いに利用できることもない訳ではありませんが、主にそのレート変動によって利益を出すという考え方から保有されるものです。
「電子マネー」は、現金ではない支払い方法として、近年注目の存在です。
2020年6月末までは、この方法で支払いを行うと、2~5%のキャッシュバック還元が受けられる店舗(ネットショップも含む)も多く存在しています。
まとめ
「仮想通貨」と「電子マネー」は、このように異なります。
「仮想通貨」は、投資の一種になる存在だと考えてください。