この記事では、「協働」と「共同」の違いを分かりやすく説明していきます。
「協働」とは?
「協働」とは、企業同士が協力関係だという意味で使われる言葉です。
「あの会社とは協働関係にある」とすると、そのまま協力関係にある会社同士だという意味になり、「この事業はあの会社との協働になる」と使った時には、その会社と一緒に協力して行う事業だと言っています。
二社間だとは限らず、「これらの三社による協働事業」といった使い方もでき、それらが協力関係にある、一緒に何かを行うという場合に使われると覚えておけばいいでしょう。
「共同」とは?
「共同」も、一緒に何かを行う際に用いられる表現です。
「この件は、あの会社と共同で行うことにした」、「共同で作業した甲斐があって、すぐに終わらせることができた」などと使われ、この言葉で表現される間柄は「協働関係にある」と言っていいでしょう。
その為、意味としてよく似た言葉同士ですが、「協働関係」は「共同で何かを行う関係」、「協働になる」は「共同でのビジネスになる」のように言い換える必要があり、そのままの置き換えにはならないので注意してください。
「協働」と「共同」の違い
「協働」と「共同」の違いを、分かりやすく解説します。
「協働」は、それだけで「協力関係」の表現や、「共同で何かをすること」という意味になるのに対し、「共同」の方は、この言葉だけでは「一緒に」という意味にしかなりません。
ここがこれらの言葉の違いで、「協働」は、「一緒に」というだけでなく、それだけで更に多くを表現できる言葉だと考えていいでしょう。
ですが、「共同」は、「共同での所有となっている」と使った時には、該当する人(や企業)で「一緒に所有している(平等に所有権がある)」といった意味にすることができる点など、使い勝手が広い言葉となっています。
まとめ
「協働」と「共同」は、このような違いがあります。
近い意味ながら、使い方が少し異なると覚えておきましょう。