この記事では、「方向」と「方角」の違いを分かりやすく説明していきます。
「方向」とは?
「方向」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「方向」は「ほうこう」と読みます。
「方向」は、「物が向いたり、進んだりする方」という意味があります。
例えば、北の方に進んでいる場合は「北の方向に進む」と言うことができます。
また、方位磁石を見たときに、針の先が南を向いていた場合は、「磁石が南方向を指している」という文章にできます。
続いて「方向」には「気持ちや行動の向かうところ」という意味があります。
例えば、将来について気持ちの向かうところに思いをはせる時、「将来の方向を考える」などという文章を作ることができます。
また、悪条件が重なり、イベントを中止する方に、考えがむいているという場合は、「悪条件が重なったため、イベントを中止する方向にシフトする」などという文章にできます。
「方角」とは?
「方角」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「方角」は「ほうがく」と読みます。
「方角」は、「ある地点をもとにして、東西南北で表した方向」という意味があります。
例えば、自分が立っている場所から、北の方向に向かって歩き始める時、「現地点から、北の方角に、歩き始める」という文章にできます。
続いて「方角」には、「吉凶に関わる方位」という意味があります。
占いの結果、西の方位の運勢が良いことが分かった時、「占いによると、西の方角が吉となっている」などという文章を作ることができます。
さらに「方角」には「そのもののある方向」という意味があります。
火事が起こっている場所を見たとき、火事が起きている方向が、南だった場合は、「南の方角で火事が起きている」などと言うことができます。
また「方角」には「考え方の方向」という意味があります。
例えば、会議の席で、同じような意見が並んで煮詰まってきた場合、「違った方角から考えてみよう」などと議長が言うかもしれません。
「方向」と「方角」の違い
「方向」と「方角」の違いを、分かりやすく解説します。
「方向」は、「物が向いたり、進んだりする方」という意味があります。
一方で、「方角」は、「ある地点をもとにして、東西南北で表した方向」という意味があります。
このように、物が向いている方を「方向」と言い、物が向いている方を、東西南北で示した場合、「方角」となるという違いがあります。
例えば、向かって右のほうを見ている時、「右方向を見ている」と言うことができますが、向かって右が東だった場合は、「東の方角を見ている」と言い換えることができます。
このように、「方向」を、東西南北で表した場合、「方角」を意味することになります。
まとめ
「方向」と「方角」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。