「方向」と「向き」の違いとは?分かりやすく解釈

「方向」と「向き」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「方向」「向き」の違いを分かりやすく説明していきます。

「方向」とは?

「方向」とは?

「方向」「ほうこう」の意味は以下の通りです。

1つ目は「物が進む時に向いている先」という意味で、動いているものや移動するものが向いている先のことです。

2つ目は「気持ちが目指すところ」という意味で、目標としてそこへ達する意思のあるところです。

3つ目は「自分の身の振り方」という意味で、自分が今後どの様な人生を歩むかというなりふりのことです。

上記に共通するのは「行動する時に先に向いているところ」という意味です。

「方向」の使い方

「方向」「物が進む時に向いている先」「気持ちが目指すところ」「自分の身の振り方」という意味で使われます。

名詞として「~の方向に行く・行った」「方向を指示する」「方向を定める」「方向性」などと使われます。

基本的に、現在動きや変化があるものが進む時に向いている先に使われる言葉です。

「向き」とは?

「向き」とは?

「向き」「むき」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人や物が面している先のところ」という意味で、そこある人や物の正面が向いている先のことです。

2つ目は「興味や関心の内容や傾向」という意味で、気持ちがどの様なものに向かう性質があるかという意味です。

3つ目は「用件」という意味で、「用向き」などと使われます。

4つ目は「目的に適していること」という意味で、条件や能力が見合っているかどうかということです。

5つ目は「つまらないことに本気になること」という意味で、「向きになる」として使われます。

上記に共通するのは「現在向いている先のところ」という意味です。

「向き」の使い方

「向き」「人や物が面している先のところ」「興味や関心の内容や傾向」「用件」「目的に適していること」「つまらないことに本気になること」という意味で使われます。

名詞として「向きを変える・変えた」「横向き」「風向き」などと使われたり、副詞として「向きになる」などと使われたり、動詞として「右を向く・向いた」などと使われます。

基本的に、動きのない状態のものが面している先に使われる言葉です。

「方向」と「向き」の違い

「方向」と「向き」の違い

「方向」「現在動きや変化があるものが進む時に向いている先」という意味です。

「向き」「動きのない状態のものが面している先」という意味です。

「方向」の例文

「方向」の例文

・『方位磁石が北の方向を指す』
・『左の方向から光をあてた方が写真映りが良い』
・『進行方向に向かって右側に富士山が見える』
・『将来のどんな方向に進みたいのか面談する』

「向き」の例文

「向き」の例文

・『急に風の向きが変わった』
・『南向きの部屋で日当たりが良い』
・『向き不向きを考えて就職先を探す』
・『子供向きに甘い味付けにする』

まとめ

まとめ

今回は「方向」「向き」について紹介しました。

「方向」「人や物が動く先」「向き」「人や物が面している先」と覚えておきましょう。