「設問」と「質問」は同じような意味を連想させる紛らわしい二つの言葉ですが、「設問」と「質問」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「設問」と「質問」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。
「設問」とは?
「設問(せつもん)」という言葉は、「問題を設定(作成)して出題すること」を意味しています。
「設問」は主に筆記・文書で答える問いを意味する言葉で、「ペーパーテストの設問に回答してください」といった例文で使われます。
「質問」とは?
「質問(しつもん)」という言葉は、「疑問点・問題点・理由を問いただすこと」や「口頭で問いかける(尋ねる)こと」の意味を持っています。
「質問」は主に口頭・ことばで答える問いを意味する言葉で、「質問がある方は挙手して発言してください」などの文章で使用できます。
「設問」と「質問」の違い!
「設問」と「質問」の違いを、分かりやすく解説します。
「設問」と「質問」はどちらも「相手に問うこと」の意味合いを持っていますが、「設問」という言葉は「質問」と比較して、「文章(筆記)での回答を求めて問うこと・筆記試験の問題を作成して出すこと」のニュアンスが強くなっている違いがあります。
「設問」とは「口頭での質疑応答ではなく筆記(文書)での回答」に意味の重点が置かれた表現であり、「質問」とは「一般的な口頭での質疑応答(疑問・理由をことばで問いただすこと)」に意味の重点が置かれた表現であるという違いを指摘できます。
また「設問」には「(筆記で答える試験のような)問題を設定したり作成したりして出すこと」の意味がありますが、「質問」にはそういった意味合いはありません。
まとめ
「設問」と「質問」の違いを詳細に説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「設問」というのは、「問題を設定して出題すること」を意味しています。
それに対して、「質問」という言葉は「疑問点や問題点を問いただすこと」の意味を持っています。
「設問」と「質問」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。