「勇敢」と「果敢」の違いを分かりやすく解釈

「勇敢」と「果敢」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「勇敢」「果敢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「勇敢」とは?

「勇敢」とは、物事を恐れることなく、積極的に行動をとること、またそのような様子を言います。

「彼の性格なら、たとえ一人でも、勇敢に立ち向かうだろう」「父は勇敢に戦った」「彼は勇敢だが、奥さんには弱い」などと、使います。

「果敢」とは?

「果敢」とは、思い切って、物事を行うことや、決断力が強い様子を意味しています。

「果敢なチャレンジ」などと、言いますが、これは思い切って挑戦する、そのような意味になります。

「果敢な攻撃に、敵も驚いたようだ」「勇猛果敢な兵隊」などと、使います。

「勇敢」と「果敢」の違い!

「勇敢」「果敢」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はどちらも前向きという印象を与えます。

ですがそれぞれの言葉は別の意味ですので、混同しないように気をつけてください。

まず「勇敢」ですが、これは物事を恐れることなく、積極的に行動しようとすること、またその様子を言います。

何か行動があり、それに対して「勇敢」と使うと覚えておくといいでしょう。

ごく簡単な意味にするならば「怖がらずに自分から動く」となります。

一方の「果敢」ですが、これは思い切って物事をすること、決断力が強い様子といった二通りの意味合いがあります。

「果敢に挑む」「果敢な行動」という風に使いますが、これは決断力に富み、積極的に行うといったこと全般に使える言い回しですので、仕事、プライベートとどちらの場面でも使うことができます。

とはいえ、「果敢」は思い切って行動する、決断力があるという意味しかありませんので、必ずしもその行動が「成功する」という意味ではありません。

「果敢に挑んだが、負けた」「果敢な行動だったが、失敗に終わった」ということもあるわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「勇敢」「果敢」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも前向きな行動という意味合いは同じですが、それぞれ違う意味の言葉です。

正しく理解して、使い分けていきましょう。