「勇敢」と「勇ましい」の違いを分かりやすく解釈

「勇敢」と「勇ましい」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「勇敢」「勇ましい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「勇敢」とは?

「勇敢」とは、何かをするに当たって、怖がることなく積極的なことを言います。

実際に行動している様子を見て「あの人は勇敢だ」「勇敢な姿」「勇敢に戦っていた」などと言い表します。

「勇ましい」とは?

「勇ましい」とは、動詞の「勇む」の形容詞形で、危険や困難なことを恐れずに積極的に物事を行う様子を言います。

また皮肉的な意味合いでは、周囲の非難を恐れることなく大胆に行動すること、ということでもあります。

前者の場合は褒め言葉としても使えますが、後者の場合は皮肉、悪口、からかいといった意味合いが強くなりますので、どういった意味合いの「勇ましい」なのか前後にある言葉や雰囲気から判断するようにしましょう。

「勇ましくまっすぐに突っ込んでいった」「状況も考えずに勇ましい発言をする人がいる」「何があったのか知らないが、随分と勇ましい様子だった」などと、使います。

「勇敢」と「勇ましい」の違い!

「勇敢」「勇ましい」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、恐れることなく行動をするという意味では同じです。

その意味で使うならば、どちらを選んでも構わないでしょう。

ですが「勇ましい」には少し皮肉めいた時に使う意味もあります。

その際は「勇敢」という言葉を使いますと、おかしな表現になります。

「勇ましい」は周囲から何を言われようとも気にせず、大胆に行動するといった意味があります。

例えば相手の気持ちや状況を考えない発言、行動に対して「勇ましい」と使います。

この場合の積極性は、迷惑、自分勝手といった意味をほのめかしています。

「あの男は、勇ましい発言はするが責任はとらない」「随分と勇ましいこと!」といった言い回しの場合は皮肉、悪口、からかいといった気持ちがありますので解釈に気をつけてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「勇敢」「勇ましい」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの言葉の意味を理解して使い分けるようにしましょう。