この記事では、「様式」と「書式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「様式」とは?
「様式」の意味と使い方について紹介します。
「様式」の意味
「様式」は「ようしき」と読みます。
意味は「長い間に自然に作られた生活や行動のやり方」「文書などの定められた書き方」「あるい時代の芸術作品や建築物などに共通する表現の特徴のこと」です。
「様式」の使い方
「様式」には以下の3つの意味があります。
1つ目は「様式」の元々の意味であり、「毎日の生活や行動のやり方で、長い間に習慣づいているもの」という意味で、「生活様式」などに使われます。
2つ目は、「文書などで、既定の書き方や見本があること」で、ビジネスでよく使われ「雛型」などと言われることもあります。
「書式」と似た様な意味を持つのはこちらの意味です。
3つ目は、「芸術作品や建築物などの表現方法に、時代や宗教、民族などによる共通の特徴があること」と言う意味で「バロック様式」「様式美」などに使われます。
「書式」とは?
「書式」の意味と使い方について紹介します。
「書式」の意味
「書式」は「しょしき」と読みます。
意味は「証書や公式文書などの定まった書き方」「文書を作成する時の全体的な設定」です。
「書式」の使い方
「書式」は、役所に提出したり、ビジネス文書などにおける、定まった書き方のことを言います。
役所に届け出をしたり、確定申告をする時には、あらかじめ決まった用紙を使用する必要があり、勝手にレイアウトを変更できません。
ビジネスでは「テンプレート」「フォーマット」とも呼ばれ、パソコンでは文字の大きさから行間の幅、改行の位置から余白まで設定しなければならないこともあります。
「様式」と「書式」の違い!
「様式」は「定められた書き方で、見本となるもの」です。
「書式」は「定められた書き方で、変更不可なもの」です。
まとめ
今回は「様式」と「書式」の違いをお伝えしました。
「様式は見本となるもの」、「書式は変更不可なもの」と覚えておきましょう。