「折を見て」と「折に触れて」の違いとは?分かりやすく解釈

「折を見て」と「折に触れて」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「折を見て」「折に触れて」の違いの違いを分かりやすく説明していきます。

「折を見て」とは?

「折を見て」とは?

「折を見て」の意味と使い方について紹介します。

意味

「折を見て」「おりをみて」と読み「適当な機会をみつけて」「時期を見計らって」という意味です。

使い方

「折を見て」は、「都合の良い時に」という意味を持ち、お互いそれほど期待していない意味になります。

相手に「折を見て」と言われたら、あまり本気で待つ必要はありません。

「次の機会に」「後ほど」などという確定的な意味ではなく、「もし都合が良ければ」という曖昧な意味なのです。

「折を見て」「折」は、「折り目」が語源です。

折り紙や布の「折り目」は、「区切られた線」であり、転じて「ものごとの区切り」「機会」という意味で使われる様になりました。

「区切りが良いところで」という意味で「折を見て」と使う為に、その「区切り」が来なければいつまで経ってもチャンスは来ないことになるのです。

「折に触れて」の違いとは?

「折に触れて」の違いとは?

「折に触れて」の意味と使い方について紹介します。

意味

「折に触れて」「おりにふれて」と読み、「機会があるごとに」「その都度」という意味です。

使い方

「折に触れて」は、「折り目に触れる」と意味から、「その都度」という意味で使われています。

非常に丁寧な表現であり、「折に触れて指導を受ける」など、少し堅苦しいシーンで使います。

「機会があるごとに」という意味ですので、同じ様なことが何度か繰り返し行われることを表し、一時的なことには使われません。

「折を見て」と「折に触れて」の違い!

「折を見て」と「折に触れて」の違い!

「折を見て」「適当な機会があるときに」という意味です。

「折に触れて」「機会がある度にいつも」という意味です。

まとめ

まとめ

「折を見て」「折に触れて」は、時間に対する感覚が違います。

次の機会がいつ来るか分からない時は「折を見て」、何度か来る可能性がある時には「折に触れて」を使いましょう。