「向上心」と「野心」の違いとは?分かりやすく解釈!

「向上心」と「野心」の違い言葉・カタカナ語・言語

「向上心」「野心」は、似たようなものだと思われることも少なくありませんが、意味が違う言葉同士です。

「向上心」と「野心」の違い

「向上心」と「野心」の違い

「向上心」とは、自分を高めようと考える心のことで、具体的には、何かの目標に向かって進むことができる精神だと考えていいでしょう。

これがある人は、困難なことにも自ら(それを今後の糧にできるとも考え)立ち向かうことができ、与えられた課題などにも積極的に挑む姿勢が見られます。

先のように、自分を高めるのが目的ですが、それによる二次的なこと(覚えた知識などが今後に生きること)も視野に入れた上なので、そこから「野心」と間違えられることが多くなっています。

その「野心」とは、「野望」とも言い換えられる言葉で、大きな計画や企みを指します。

「彼はそのうち大きなことがしたいという野心を秘めているようだ」などと使われる言葉で、先の「向上心」がこれに繋がる場合も少なくない為、混同されることがありますが、言葉としてはこのように別の意味になります。

「向上心」を使った例文と意味を解釈

「向上心」を使った例文と意味を解釈

「向上心」を使った例文と、その意味の解釈になります。

これがない人は、何をやってもそれなりにこなすのが精一杯ということになってしまいがちです。

「彼は向上心はあるようだが、結果がついてきていない」

「向上心」は、「やる気」とも表現することができます。

それだけは見えるものの、実際の結果が出にようでは、空回りしている部分があると言わざるを得ないでしょう。

「野心」を使った例文と意味を解釈

「野心」を使った例文と意味を解釈

こちらは「野心」を使った例文と、意味を解釈になります。

これだけはあっても、「向上心」が絡まないと実現は難しいでしょう。

「野心だけは一人前のようだが、その実現の為の努力が何一つ見られない」

その努力と表現できるものが、場合によっては「向上心」かも知れません(それだけとは限りません)。

野心だけは抱いていても、実現するにはそれ相応の努力が必要なのは言うまでもないでしょう。

まとめ

まとめ

「向上心」「野心」は、このような関係になります。

「向上心」は持つに限りますが、「野心」はあまり持たない方がいいと言えるかも知れません。