この記事では、「嫌煙」と「敬遠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「嫌煙」とは?
「嫌煙」の意味と使い方について紹介します。
意味
「嫌煙」とは、「他人の吸うタバコの煙により害を受けるのを拒絶すること」という意味です。
タバコの煙により肺がんの発生率が高いことから、受動喫煙を嫌がることを言います。
最近ではタバコを吸うこと自体を拒否する言葉になっています。
使い方
「嫌煙」は名詞であり、主に複合名詞として使われます。
「嫌煙家」「嫌煙ブーム」「嫌煙宣言」など、タバコを嫌がる人達の行動や性質などを表す言葉に使われます。
「敬遠」とは?
「敬遠」の意味と使い方について紹介します。
意味
「敬遠の意味は以下の3つです。
1つ目は「うわべでは敬っている態度で、実際にはかかわらない様にすること」という意味です。
2つ目は「かかわりを持ちたくないと思い、相手やものを遠ざけること」という意味です。
3つ目は「野球でピッチャーが故意に四球にして、バッターと勝負しないこと」という意味です。
使い方
「敬遠」は、元々「相手を尊敬するあまりに近寄れない様子」を表す言葉でした。
ところが「近寄れない」という意味で使われる様になり、「敬う」という意味は薄れてしまいました。
更に「近寄れない」から「遠ざける」「嫌う」という意味で使われる様になったのです。
「嫌煙」と「敬遠」の違い!
「嫌煙」は、「他人の吸うタバコの煙を嫌がる人のこと」です。
「敬遠」は、「相手とかかわらない様にして避けようとすること」です。
2つは全く違う言葉ですので注意しましょう。
まとめ
「嫌煙」と「敬遠」は、読み方は似ていますが全く違う意味の言葉です。
言い間違いやタイプミスなどに注意しましょう。