この記事では、「自立」と「自律」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自立」とは?
「自立」の意味と使い方について紹介します。
意味
「自立」は「じりつ」と読み、「あるものごとに関して、他からの支援を受けずに一人で成り立たせていること」という意味です。
ものごとの過程や傾向ではなく、はっきりと結果として表れるものです。
使い方
「自立」は、本来他人に援助されるもの、或いは今まで誰かに頼っていたものについて、一人で全て出来る様になり、誰からも支援が必要なくなった状態に使います。
何でも一人で出来る様になるという訳ではなく、「これは自分でできる」とやり方やノウハウを確立した時点で使う言葉です。
例えば、生活において今まで親から仕送りを受けていたのをやめて、自分の給料だけでやりくりできる様になった時に「経済的に自立した状態」と言います。
また、生活雑貨や家具において「自立式」と言えば、本体だけで立つことが可能なものを言います。
「自律」とは?
「自律」の意味と使い方について紹介します。
意味
「自律」も「じりつ」と読み、「他からの支配を受けずに、自分の中でルールを作り行動すること」という意味です。
自分の中で作られたルールの中で取る行動のことを言います。
使い方
「自律」は、他からの影響を受けずに、本体や本人で設定したルールで進めていくことを言います。
例えば、生活態度を正す為に、スケジュールを決めてその通りにしっかり行動でいることを「自律した生活」と言います。
また、「自律神経」は、生命を維持する為に、体内で自然に働く神経のことを言います。
体温や血圧、心拍などは全て自律神経により保たれているのです。
「自立」と「自律」の違い!
「自立」は、「あるものごとに関して、誰からも支援を受けずに一人で成り立たせられる状態のこと」です。
「自律」は、「他から支配されず、自らのルールで行動すること」です。
まとめ
「自立」と「自律」は、「支援を受けない」か「支配されない」かという違いがあります。
混同している人も多いので、使い分けられる様にしましょう。