この記事では、「借入」と「貸出」の違いを分かりやすく説明していきます。
「借入」とは?
「借入」は、借りている金額を指して使う言葉です。
お金を借りることとして使うこともあり、「借入品」とすると、現金ではなく、借りている品物のことになります。
お金の場合には、特に「借入金」とせずに「借入」だけでそれと分かります。
「カードローンの借入が20万円ある」、「住宅ローンの借入は、あと5年で完済予定だ」のように使った時には、借りているお金のこととなり、「どこかで借入しないと、支払いが行えない」などとすると、お金を借りることだと分かります。
「貸出」とは?
「貸出」は、何かを貸すの表現になります。
「貸出品」とあれば、貸す為に用意されている物で、お金に対して使うこともできる言葉です。
「レンタル」と表現すると分かりやすく、「貸出」が可能な場合には、「レンタル」が可能としても同じことになります。
お金にも使えると書きましたが、そちらの場合は「貸出金」と使うことが多いです。
「借入」と「貸出」の違い
「借入」と「貸出」の違いを、分かりやすく解説します。
「借入」は、主にお金を借りるという意味で使われる言葉で、借りているお金の金額と使うこともできます。
「貸出」は、何かを貸すことで、そのまま使うと物に対してのことと解釈する場合が多く、お金に対して使う時には「貸出金」と表現すると、それのことだと分かります。
意味の他に、これらの「借」と「貸」の漢字は混同されることが多いので、そちらにも注意が必要です。
「借」は「借りる」としか使えない漢字で、「貸」は「貸す」場合のみとなります。
「貸借」(たいしゃく)とすると貸し借りの表現になり、「貸借契約」とは、貸す方と借りる側で結ばれる契約のことです。
まとめ
「借入」と「貸出」は、このような言葉です。
「借入」は、そのままだと主にお金のこと、「貸出」の方は、物のことになるという点も覚えておいてください。