この記事では、「語学力」【ごがくりょく】と「語彙力」【ごいりょく】の違いや例文を分かりやすく説明していきます。
「語学力」とは?
「語学力」【ごがくりょく】とは、外国語を学び、単語を覚えるだけではなく、よりネイティブに近い発音で言語が話せる力を意味しています。
言語を学習したら、習得したものを発揮できるよう留学したり、英会話教室に通い、さらに本場に近いものにすることがこの「語学力」の意味でもあります。
習得した言葉を外国人にも聞きやすく、伝わるようにさらに能力を高めて、地元の人と対等に話せるようにし、スムーズに交流できるために力つけていくのも言語能力であり、「語学力」には日常会話から職場でも使えるビジネスレベルまで幅広くあり、日本ではその力を試して、どのくらいの英語レベルがあるか英検という試験で試す方法があります。
この英検には階級があり、本場の外国人のように話したり、文章をすらすらと書ければ1番上の1級を取得でき、就職するとき有利になります。
「語彙力」とは?
「語彙力」【ごいりょく】とは、人よりもどれだけ多くの言葉を習得して、使いこなせるかという意味があります。
多くの人が知っている日本語も学校では習わないものから専門的なものなど幅広くありますが、これらの言葉をどれだけ多く知っており、使いこなせるかを「語彙力」と言うわけです。
多くの単語の意味を知り、書き方まで熟知した上でその運用能力を最大限に出せる人は「語彙力に優れている」と言い、今以上にレベルを高めるときは「語彙力を上げたい」と言って、自分がいかに言葉をたくさん覚えて、うまく使いこなせるようになりたいか言い表すわけです。
覚えた言葉の量と質が基本となる「語彙力」は、自分が学んだことをどれだけ的確に表し、適切に書けるかが重要な点となります。
「語学力」と「語彙力」の違い
「語学力」と「語彙力」の違いを、分かりやすく解説します。
外国語を習得し、実際にうまく話せるように努力しているのが「語学力」で、「語彙力」はどれだけ多くの言葉を習得して、使えるかという能力を指すという違いがあります。
「語学力」は英語やイタリア語、フランス語などの語学を本場の発音と同等なレベルで話せるところに焦点を当てていますが、「語彙力」は日本語や英語などから覚えている単語の数はどのくらいかに目を向けた言葉であり、脳の記憶力が高い子供のうちに一つでも学校で言葉を覚えておけば使える大人になるわけです。
「語学力」の例文
・『海外協力隊に応募するには、英検3級以上の語学力が必要だ』
・『現地でも使える語学力を習得するための実践法を書いた本で語学の才能を開花させよう』
JICA海外協力隊へ応募するには、中学校卒業以上の学歴があり、英検3級か、TOEICは330点以上のスコアが必要になります。
海外に行ったとき、どのような語学を学べばいいか、学習方法を書いた本で「語学力」の習得方法を学んでみるのもいい方法です。
「語彙力」の例文
・『私は語彙力がないので、能力を高めるため本を買って学んでいる』
・『なかなか言葉が覚えられない僕は、語彙力がある兄の学習方法を取り入れた』
自分には言葉を覚えられるだけの能力がない人は、「語学力」を高められる本を買い、学ぶのも言い方法です。
しかし、なかなか難しい言葉は覚えられないときは、参考となる人の学習方法を見習った方が言葉を難なく覚えられるようになるでしょう。
まとめ
よりネイティブに話せると相手にしっかり気持ちが伝わる「語学力」と、一つでも的確に言えると人として信頼を集められるのが「語彙力」の意味でもあります。
質の高い「語学力」と「語彙力」を身に付ければ、人との会話に深みを持たせ、広がりも出せるのが利点となるでしょう。