「異変」と「変異」の違いとは?分かりやすく解釈

「異変」と「変異」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「異変」「変異」の違いを分かりやすく説明していきます。

「異変」とは?

「異変」とは?

「異変」には2つの意味があります。

ひとつは、いつもとは違った正常ではない出来事・現象です。

いつも見慣れているものではない事柄を指します。

たとえば、いつもの冬の平均気温が5℃ほどだったとします。

去年もおととしもその前も5℃ほどでした。

それが今年は10℃でした。

いつもの年と大きく違います。

これは普通とは違った正常ではない現象だといえるでしょう。

もう一つの意味は、ごくありふれているものとは違うこと、またそのさまです。

たとえば、いつもは元気に遊んでいる猫がいたとします。

飼い主が遊んであげれば、喜んで遊びます。

飼い主がかまってあげていないときでも、キャットタワーなどで楽しそうに遊んでいます。

それが、あるときに嘔吐を激しくしてしまいました。

これは、ごくありふれている事柄ではありません。

これを「状態に異変をきたす」などといいます。

「異変」の使い方

いつもとは違った正常ではない出来事や事柄を指して使用をします。

普段見慣れないものについて使うことが一般的です。

「変異」とは?

「変異」とは?

「変異」には2つの意味があります。

ひとつは、いつもとは違った状態の事柄が起こることです。

いつもは政界が穏やかな状態だったとします。

ときには口論のような状態になることがあるものの、大きく変わったところはありません。

これが、突然首相が変わってしまう、いつもと違って慌ただしいなどしたとします。

これはいつもとは違った出来事だということができ、この言葉が意味するものになります。

もう一つの意味は、同種の生物個体の間で形態や生理的な面で違いが現れることです。

環境の変化などによる遺伝子しないものと、遺伝する突然変わるものとがあります。

ウイルスでこのことがよくあります。

また、動物や植物でもこれが起こります。

たとえば、普通は毛色が茶色い種類のウサギがいたとします。

どの世代でも毛色は茶色です。

これが、ある一匹だけ毛色が白いものが出てきたとします。

こういった、他との違いが現れることを意味しています。

「変異」の使い方

生物個体の間で見た目や機能などに違いが現れることとという意味で使われることが多いです。

「異変」と「変異」の違い

「異変」と「変異」の違い

「異」「変」という漢字を使用しており、並び順が違う言葉です。

いつもとは違った出来事や現象という意味が同じです。

それぞれ2つの意味を持っており、その部分に違いがあります。

「異変」の例文

「異変」の例文

・『異変に気がつく』
・『異変に敏感』
・『異変を知らせる』

「変異」の例文

「変異」の例文

・『鬼に変異する』
・『変異していることを確認した』
・『変異している可能性がある』

まとめ

まとめ

使用している漢字が同じで並び順が異なる言葉です。

意味は、いつもとは違った出来事・現象というのが同じです。

それぞれその他の意味も持っており、その点に違いがあります。