「確信」と「核心」は「かくしん」の読み方が同じで異なる意味を持っている同音異義語ですが、「確信」と「核心」の意味・使い方の違いを正しく理解できていますか?
この記事では、例文とその解釈も紹介しながら、「確信」と「核心」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。
「確信」の意味や使い方
「確信(かくしん)」という表現は、「ある物事・判断(選択)・考え方・他人の言動などについて、確かにそうであると強く信じていること」を意味しています。
「確信」というのは、「ある物事や価値観、他者を固く信じて疑わないさま」を意味している言葉なのです。
「確信」の表現の使い方は、「彼女の正しさを確信しています」のように、「ある物事・誰かの言動などについて、固く信じて疑念を持たない時」に使うという使い方になります。
「核心」の意味や使い方
「核心(かくしん)」という表現は、「ある物事や事態(問題)の中心・本質を構成しているもっとも大切な部分」を意味しています。
「核心」の表現の使い方は、「この社会問題の核心は人間関係の希薄化にあります」のように、「ある物事の中心を構成する大事なところ」を意味して使うという使い方になります。
「確信」と「核心」の違い
「確信」と「核心」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。
「確信」という言葉は、「ある物事・判断・考えなどが、確かにそうであると強く信じていること」や「ある物事・仮説・価値観について、固く信じてまったく疑わないさま」を意味しています。
それに対して、「核心」という言葉は「事態・物事・考えの中心(本題)を構成しているもっとも大事な部分」を意味しているという明らかな違いがあります。
「確信」と「核心」は「かくしん」という読み方こそまったく一緒の同音異義語ですが、それぞれが意味する内容(固く信じる確信・物事の中心の核心)が大きく異なることに注意が必要です。
「確信」を使った例文と意味を解釈
「確信」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
「弁護士である私は、窃盗罪の疑いで誤認逮捕されてしまった彼の無罪を確信していました」
この「確信」を使った例文は、「確信」という表現を、「彼の無罪を固く信じて疑っていませんでした」という意味を持つ文章で使っています。
「核心」を使った例文と意味を解釈
「核心」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
「現代が抱える心の闇や格差問題の核心に迫るようなドキュメンタリー番組でした」
この「核心」を使った例文は、「核心」という表現を、「現代が抱える心の闇や格差問題の中心・本質の大事な部分に迫るような」という意味合いで使っています。
まとめ
「確信」と「核心」の意味の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「確信」というのは、「ある物事・仮説・考え(価値観)について、固く信じてまったく疑わないこと」を意味しています。
それに対して、「核心」という表現は「物事の中心(本質)を構成している一番大事なところ」を意味しています。
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