「各個」と「各種」の違いとは?分かりやすく解釈

「各個」と「各種」の違い言葉・カタカナ語・言語

ここでは「各個」「各種」の違いについて、詳しく説明していきます。

「各個」とは?

「各個」とは?

「各個」は、「かっこ」と読み、「各々」(おのおの)、「それぞれ」という意味になります。

それらの言葉で言い換えられえることが多い為、あまり見聞きしないかも知れませんが、堅い文章ではそれなりに見掛けることがある言葉です。

「各個確認をお願いしたい」のような使い方になりますが、一般では口語で使われることはあまりなく、このような表記でたまに見掛ける程度なのが実情でしょう。

「各種」とは?

「各種」とは?

「各種」という言葉は、「色々な」「様々な」といった解釈で使われます。

「各種の手続きを済ませたら~」とすると、色々な(必要となる)手続きが終わった後に~と表現していることになり、具体的な指定はせずに、いくつかあるものの表現として用いられる言葉です。

それら全てという訳ではなく、色々(様々)な種類のあるものという意味になり、先の例のように、暗にその中から必要なものというニュアンスが込められている場合もありますが、「各種取り揃えています」といったような使われ方では、そのまま色々、様々と解釈してください。

「各個」と「各種」の違い

「各個」と「各種」の違い

「各個」は、それほど使われる言葉でもない為、一見では意味が分からない場合もあるかも知れませんが、「各々」と言い変えるとすぐに分かる言葉です。

その「各々」は、敬語として使う場合には「各々方」(おのおのがた)という形にできますが、「各個方」という表現はないので注意してください。

つまり、敬語表現にすることはできない言葉です。

「各種」の方は、「色々な」という意味になる為、「各個」とは全く意味が異なります。

アバウトな表現として使われることが多い為、この言葉を見聞きした際には、具体的な内容はともかく、いくつか種類があることの表現だと捉えればいいでしょう。

まとめ

まとめ

「各個」「各種」の違いは、以上になります。

どちらにも「各」が使われていますが、特に意味が似ているという訳でもありません。